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自分の知らない夢の話

週に何度かは、
夢を見ることがあると思います。
内容は覚えていなくとも、
夢を見たな、
という感覚を引きずりながら、
朝を迎えることがあるのではないでしょうか。
kittyは、先日、夢を見ていたようです。
夜中、僕の脇腹にぴったりとくっついて寝ていたのですが、
強い力で僕の腕が押しのけられ、
壁に、こん、と当たりました。
その衝撃で僕は起きたのですが、
ぴーんと伸びきった腕を僕の腕に押し当てたまま、
kittyはなおも爆睡中。
ストレッチでもしたのかな、
最初はそう思ったのですが、
それからしばらくして、
今度はその手で猫パンチを5回。
くいくいくいくいくい。
数秒あけて、再び、
くいくいくいくいくい。
何か虫でもいるのかな、
そう思って、そっとブランケットの中にいるkittyを確認しましたが、
完全にあちらの世界にいるお顔。
夢見るkittyを初目撃。
得意の猫パンチで、
なにか獲物を捕らえることのできた良い夢だったら良いのにな、
そう願いながら、
僕も再びあちらの世界へ。
朝起きますと、
kittyはいつも通り身体を舐めていて、
夢のことを覚えているのかどうなのか、
僕には確認する術がありませんでしたが、
夢を見ながら笑っていたよ
そう伝えると、少し赤面する彼女のように、
勇ましい猫パンチを何度も繰り出していたよ
そう伝えると、kittyも少し赤面したのでしょうか。
今度、夢見るkittyを目撃したときには、
こっそり伝えてみようと思います。
伝わるかどうかは別にして、
伝えないでおくと、
なにか秘密を握っているようで、
フェアじゃないような気がしますので。
自分の知らない自分を、
たくさん知っていくのも良いことだろうと思います。

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