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kittyと家篭り

一日家にこもるということは、kittyと一日ともに過ごすということでございまして、それはそれはゆったりとした時間が流れる、精神的に大変良い時間でございます。

彼女はお仕事で外に出ておりましたので、kittyと僕は仲良くお留守番しておりました。
彼女を見送ってから、僕は本を読み始めましたが、kittyは側の椅子の上で丸くなってうとうと。
そんな姿を見てしまうと、抱っこせずにはいられませんので、膝の上にひょいと乗せて、片手で撫でながら、しばし読書。

お腹が空いたところで、僕はキッチンに立ったのですが、kittyはまだまだ眠っていたいようで、椅子の上にひょいと乗せて、ブランケットを掛けてあげました。
んー、なんて眠たいとき特有の声をあげましたので、good boy、なんて思いながら、目玉焼きをこんがりと焼き上げて、かりかり。

それから、また本を読んだり、動画を観たり、掃除をしたり、なんなりとしてから、kittyのところへやって来ますと、ブランケットからはみ出た二本の足が。
伸びでもしたのかな、そう思いながら、ブランケットをそっと持ち上げてみますと、また、んー、という声。そして、ぶるんと顔を一度振って、半分も開いていない眼をこちらに向けて、停止。
邪魔するつもりはなかった、という思いを手に託し、kittyの額をしばし撫でて、kittyが完全に眠りに落ちるのを見届けてから、再びブランケット。

暗くなってきて、電気をつける頃にようやく起床。それでも抱っこをすると、また眠りの世界に行ってしまいそうなとろけた表情。
麻婆豆腐でも作ろうか、と、冷蔵庫から具材を取り出して、準備をし始めますと、kittyは、猛スピードで家中を駆けずり回り始めまして、これはトイレだな、そう思いながら、kittyを視界の端に入れつつ、調理開始。
フライパンでぐつぐつやっておりますと、トイレの砂をざっざっざっとやっている音が聞こえてきまして、good job my boy、そっと囁いておきました。
トイレが済むと、みゃーお、と長い声をこちらに届けるのがkittyでございますので、トイレのお掃除に参りますと、少しばかり離れたところから、掃除をする僕の方をじとーと見つめるkittyの姿。
掃除を終えて、僕が立ち上がると、run run run。play timeの始まりでございます。リボンを片手にしばし運動もかねたお遊び。

そうしてようやく彼女が帰ってきますと、kittyは一目散に彼女のもとへ駆けて行って、再びbabyのように、彼女の腕の中でとろけるようなお顔に。

素直で真っ直ぐなbabyでございます。

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