見出し画像

応援

ちょんちょんと優しい右フックを床に向かって繰り出しているときは、大抵の場合、小さな虫がそこにいるときなので、kittyの応援に入ります。

側から見れば圧倒的な体格差があり、kittyの一撃で終わってしまってもよさそうなところではございますが、身体の隅々まで見回すような長い観察の後に、体重の乗らない軽い右フックが繰り出されるだけで、あまり脅威にはならず。

時折、小休憩のようなよそ見を挟むことも。

右フックを繰り出した後、必ず自分の手を凝縮して、仕留めたかどうか確認するのですが、その間に、床の小さな虫が動くと、まだそこにいたのか、なんて言っているように、首を上下にささっと動かしながら、超至近距離の睨みをぐっと。

コメディでしょうか。

そんなこんなで数分も経ちますと、応援に疲れてくる僕でございまして(すみません)、ティッシュでくるっと強制終了させてしまいます。

相手がいきなり消えたということで、あれ?と、そこにいたはずの相手をぐっと探す姿まで見せてくれて、お疲れさまの意味を込めて抱き上げますと、すぐにとろとろ。素晴らしい切り替えの早さ。

エンターテイナーですね、やはり。

少しでも良いなと感じていただけたなら幸いです。 Instagram : clemandhiro こちらもどうぞよろしくお願いいたします。