マガジンのカバー画像

オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

561
運営しているクリエイター

#保護猫

彼女とボロネーゼ

statelessというオーストラリアのドラマに、大鍋からパスタを家族分取り分けるワンシーンがございました。 変に嬉しい気持ちがいたしました。 というのも、彼女は子どもの頃、まさにこのワンシーンのような、家族みんなでパスタ、パスタ、パスタ、そのようなディナーをたくさん過ごしてきたようで、特にボロネーゼは今ではほとんど食していないようです。食べ過ぎた、と。 彼女がパスタの話をするとき(どんなときでしょう)、古典のようにこのボロネーゼの話が出てくるので、彼女のもう嫌だという

手札の多さが魅力的

kittyが時折見せる、驚きに満ち満ちた表情で逃げて行く表情。演技なのではないかと疑っている僕でございます。 ストレッチをしていて、身体をぐーと大きく広げますと、kittyはその動作に、みゃっ、短く鳴きながら逃げて行き、まんまるの大きな目で僕を視界に入れながら、離れた場所で見つめてきます。 Don’t be so shocked、なんて言いながら、彼女が好きなkittyの表情の一つでございます。 また同様にストレッチをしていて、今回はkittyが完全に横になってくつろい

prince

kittyお気に入りのパンのベッドでくつろいでいるときは抱き上げない、というルールがございますので、抱き上げたい衝動に駆られたとしても、撫でるだけに留めております。我慢。 そんなルールがあることをkittyは気づいているのか、パンのベッド以外でくつろいでいるときに、僕たちが近づいていくと、抱き上げられるのか?なんて辺りをきょろきょろし始めますが、パンのベッド内にいるときは、どしっと構えて、prince。 頭や顎を撫でようとしますと、ここを掻いてくれ、そう促すように、頭の位

早朝ラン

朝方のkittyは、走り方を覚えたばかりの子どものように、果てしなく走り続けているときがたまにございます。 5時あたりなので、まだ静かにしていてほしい時間帯。 どうしようもなく、kittyの名を呼んでみたり、ちゅちゅちゅと気を引いてみたりしましたが、ほんの束の間落ち着くだけで、すぐさま、どこどこどこ、再開。 回数を重ねる中でようやくたどり着いた方法は、起き上がってkittyを見つめ続ける、というもの。 瞬きもせず、身体も動かさず、マネキンのようにkittyを見つめ続け

昼寝

ついさっきまで僕のお腹を枕代わりに眠っていたkittyが、ベッドから起き上がる僕と一緒に起きてきて、まだ眠たそうな顔で僕を見上げてきたので、抱き上げると、ごろごろごろ。 眠っているときと起きているときの感覚は地続きのようなものではなく、そこの間には大きな亀裂があるのでしょうか。 癒し効果の高いごろごろ音でございますので、いつでも聞くことができれば嬉しい限りではあるのですけれど。 小学生くらいの頃でしょうか、意図せぬ昼寝をして、ぱっと目を覚ますと、そこがどこで何時なのか分

味覚性発汗

味覚性発汗というものがあるようで、僕は柑橘類や、パックの梅酒に反応するようでございます。 身体全体が、というわけではなく、主におでこ周辺が、じんわりと汗ばんできます。 暑い季節は、おでこが一番汗をかく部分なので、またか、なんて慣れたものではあるのですが、寒い季節になっても、おでこがじんわりと汗ばんでくるのはとても不快。 発汗作用のあるものを敬遠すれば良いだけの話ではございますが、柑橘類、特にみかんやオレンジは、特にこの季節食べたくなるもので、食べない、という選択はしたく

片想いのような

kittyは基本的に頭さえ支えてあげれば、抱っこしようとも、膝の上に乗せようとも、嫌がることなく長くそのままでいてくれます。 もたれることが重要のようですね。 僕たちの頭の上に、慎重に慎重にやって来て、お伺いを立てるように頭を振りながら、お布団の中に入って行くことの多いこの季節のkittyでございますが、良い場所を見つけると、すとんと横になって、彼女か僕の身体に思いっきりもたれかかりながら眠りへ。 身体が密着している、そんなものではなくて、体重の半分ほどは僕たちに預けて

寝返り

kittyの寝返りはとても大胆で、その大胆さに自分自身でも驚くのか、寝返りを打った途端に目を覚ますこともあるようでございます。 横を向いて寝ているときにその大胆な寝返りは起こるのですが、床を蹴るでもなく、お腹の力でしょうかね、身体をぐるんとねじって仰向けになり、うまくいけば、反対側を向いて横に。 大抵の場合、kittyはなにかにもたれながら眠っておりますので、この寝返りをするとき、ねじった方向に壁がありますと、どん、その壁に阻まれて、仰向けなっております。 仰向けになり

柴犬

動物が大好きな彼女でございますので、犬も大好きで、散歩中の彼らに出くわすと、so cute、賛辞を惜しみません。 犬は犬でも、柴犬は特に好きなようで、shiba、連呼しまして、お尻のフォルムの美しさにいつでも言及しております。beautiful butt、何度聞いたか分かりません。 そんな柴犬の顔で埋め尽くされた靴下をネットで見つけ、買うしかないね、そのような勢いで購入。 届いて開けてみると、まあ怖い。すみません。彼女は、へへーん、なんて変に笑っておりましたが、気に入っ

素のまま

ガチャガチャがあれば、どんなものがあるのか気になってしまう僕たちでございまして、よくあるものの一つの猫用の衣装への興味が特に。 kittyは間違いなく嫌がるだろうな、というところで僕たちの意見は一致しておりますので、そのガチャガチャを回すことはないのですが、目にするたびに、頭の中でkittyに着させてみております。 着るという点で、kittyはふさふさの柔らかい毛に覆われておりますので、服なんて全くもって必要のないものだろうとは推測いたしますが(毛繕いもできない)、毛布を

羽毛布団

kittyがお布団を好きなことは明らかで、kittyを抱き上げてお布団の上に乗せると、しばらく停止してから、すとんと身体を横にして、リラックスモード。 好きで心地よいからこそ、なのでしょうか、毛布の上でくつろぐかどうか、じーと考える素振りを見せております。 十分遊んだか、トイレは済んだか、お腹は空いていないか、そのようなところを確認していっているのでしょうかね。 夜、ベッドで寝転ぶ前には、僕も、歯磨き、トイレ、ストレッチ等確認事項がございますので、同じようなものなのでし

ジャンプ

ジャンプがあまり得意ではないkittyは、ベッドや椅子の高さであれば、みゃっ、気合を入れて飛び乗ることができますが、それより高い机等になりますと、飛び乗れるかなどうかな、見上げながらそわそわしております。 それから気合を入れてジャンプしてみるかというとそうではなくて、みゃっ、悲しい声で諦め。 その姿があまりに悲しいので、抱き上げて机に乗せることが多いのですが、彼女がkittyのためのルール、机の椅子は常に飛び乗れるように引いておく、というものを作りました。おめでとう、ki

かくれんぼ

おもちゃをパンチパンチし始めると、遊んで、そのサインだと分かりやすく、おもちゃを手に取ってともに遊び始めるのですが、おもちゃを使わずに遊んでほしいとき、かくれんぼのような遊びをしてほしいとき、そんなときは鋭い視線を送ってくるkitty。 かくれんぼのような遊びというものは、kittyの視界に入らない場所に隠れる僕と、僕を見つけて突進してくるkittyの、とてもシンプルなもの。 見つける役がkittyでございますので、その遊びを始めるのもkittyからでございまして、kit

陽の中prince

陽が差し込む時間帯、kittyは起きているのが難しいようで、確実に眠っております。どこに触れようが眠っております。 日陰にいればほんのり肌寒い、そんな季節の日向ぼっこは、見えないブランケットのようで、混じり気なしの優しさに包まれるよう。 そんなところに、睡魔の「す」の字でも入り込んできたならば、ぐわんと落ちて、さようなら。 kittyの眠りも理解できるものでございます。 眠りの浅さ、敏感過ぎるゆえの眠りの浅さ、そのことで有名なkitty(勝手に)ですので、陽の中で確実