テレビ番組を思い出す「2007年 オジサンズ11」

オーシャンズ11という映画があります。私は見たことがないのですが、シリーズ化されている人気のある映画でした。

それをもじった今回のテレビ番組を思い出すは「オジサンズ11」です。

日本テレビの月曜日の夜10時から放送されていたこの番組は、

ワイドショーや報道番組で活躍している、または活躍していたキャスターを「オジサン」と呼び、

様々な社会問題やニュース、ワイドショーの話題をテーマに討論する番組でした。

僕はこの番組が好きで、各ワイドショーのキャスターの問題に関する見解を見比べることのできる面白い番組でした。

中でも私が思った名作は、
当時流行っていた「フリーハグ」と言うもの。
「フリーハグ」は見識のない人とハグをして、素晴らしい何かを生み出す活動をする事です。

日本では珍しかったこの「フリーハグ」をこの番組で取り上げました。

「フリーハグ」をしている人は、フリーハグの説明をして、

「理屈ではわからないのでやってみるのが一番だ」と言って「オジサン」たちにフリーハグをやってもらうことにしました。

最初は戸惑いながらもオジサンたちはハグをし始める。そして、

番組のメインキャスター、徳光和夫と福留功男がハグをしたのです。

なんでこたぁない話だと思いますが、

当時、この2人の不仲説が蔓延していました。
まぁ、雑誌で書かれたものですが、2人はこの記事を利用して、仲が悪いふりをしていたとも言われていますし、元々、徳光さんは福留さんの先輩でもありますし、不仲というのはどうかなと思いますが、

短い時間のフリーハグでしたが、これを見て私は

「徳光和夫と福留功男の歴史的和解だ!」とTwitterがmixiだかに書いた記憶がありました。

あと、小倉智昭さんが渋谷の109に足を運び若者と会話をしたりと、自分の番組でやりゃいいじゃんと思う事をこの番組でやっていきました。

番組としては面白かったと思いましたが、裏番組は古舘伊知郎の報道ステーションやSMAP×SMAPなどが強かった為、この番組も大幅なリニューアルを強いられることになります。

いつの間にやらクイズ番組になっていました。
「オジサンズ11」にちなみ、チーム対抗戦。「オジサンズ」から出される問題に各チームが答えると言うものになりました。

各チームは「〇〇ズ」と言う名称で呼ばれて

グラビアーズ、オバカーズ、イケメンズ、ゲイニンズ、ママドルズなど、日本テレビの悪いところが出てしまう番組になっていました。

結局、1年持たなかったのですが、私はもっとジャーナリスティックに、キャスターが討論する機会にした方が良かったのではないかと考えます。

唯一の見所は徳光和夫と福留功男のハグだったのでしょうね。

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