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道の駅について思う

ドライブ中に道の駅を見かけると
ついつい立ち寄ってしまいます。

広い駐車場
広々としたトイレ
そして地域ならではの珍しい特産品が並ぶ売り場。

これらの要素が私を素通りさせてくれません。

道の駅の誕生は、平成2年に広島市で開催された「地域づくりシンポジウム」に遡ります。
ある出席者が「鉄道に駅があるように道路にも駅があっていいのではないか」と提案したことがきっかけでした。

それから約30年、全国には1200以上の道の駅が登録されるまでに成長しました。

その基本コンセプトは、休憩機能、情報発信機能、地域連携機能の融合であり、個性豊かなにぎわいの創造が目指されています。
また、防災拠点としての役割も果たすようになり、その重要性はますます高まっています。

しかし、道の駅にも課題があります。
人口減少に伴う売り上げの低下や
農林水産物の出荷者の高齢化
施設の老朽化による設備投資の必要性など
さまざまな問題が指摘されています。

実際、全国の道の駅の約3割が赤字経営に陥っていると言われています。

こうした課題に対して
道の駅は様々な取り組みを行っています。
共同イベントの開催や大学との連携など
地域経済の活性化を目指した取り組みが進められています。

地域のにぎわい創出を担う「場」として、道の駅は新たな発想による斬新な取り組みが求められているのです。

しかし、内心では少し複雑な思いもあります。
道の駅が賑わい
訪れる人が増えることは喜ばしいことですが、
その反面、駐車場やトイレが混み合うのは嫌だなぁと感じてしまうのです。これは私が抱える小さなジレンマです。

道の駅が地域の発展に寄与しつつ
訪れる人々にとっても快適な場所であり続けることを願いながら
私はまた道の駅に立ち寄るのでしょう。

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