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懐かしい寮生活、思い出

三連休は、高校の同級生とランチに出掛けた。
お互いに結婚して、彼女には子供が2人いる。
ご主人が子供たちを見てくれるという事で、久々の再会になった。

私たちは、通っていた高校が運営する女子寮から通学をしていた。
もう20年以上の付き合いになる。

時々、昔の話で盛り上がる。

寮には小さなキッチンがあった。
朝昼晩の寮の食事以外に、自分でも簡単に調理ができる。

友人は、何をするにも速い。
宿題に取り掛かる。
実習記録を書き上げる。
実習課題を仕上げる。
洗濯物を干す、たたむ、アイロン掛け。
など。

速いだけではなく、仕上がりも美しかった。

ある日、実家から林檎が送られてきたから、一緒に食べようとなった。
いつも通りに、一本のリボンのようにスルスルと皮を剥く。
そして、まな板が無くても切れる方法で、林檎をカット。
この方法は、初めて出会った知識だった。
そして皿に盛り付け。

余った林檎にラップをかけた。

シワひとつできない状態まで、ピーンとラップを張った。

こういう人も、人生で初めて出会った。

うちの家では、母がピャピャっとラップしているから、
こんなピーンと貼って、
透明度の高い状態に持っていくなんて考えられない。

友人曰く、うちではいつもこうだよと。

幼い頃から、兄弟でお手伝いを競い合うようにしていたみたいだ。
彼女のお母さんが病気がちであったのも要因の一つ。

親元を離れての寮生活はとても貴重な経験になった。
学校生活だけではなく、家族以外の人と寝食まで共にすることは、
良かったと思う。
厳しいくらいがちょうどいいかもしれないが、
女子高、女子寮ならではの、ここでは表記し難いブラック校則、寮則も味わえた事はいい経験になった。

今は、同じ職場で出会った人と結婚し、二児の母になった。
彼女の夫は、当時付き合っていた彼氏と別れるのを待ってまで
結婚したかったみたいだ。

見る目があります!

仕事ぶりをみても彼女の良さが分るんだろうな。


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