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食物アレルギーと保育園

保育士をしていて
保育園でのアレルギー対応は
難しいし命に関わることなので緊張します。

食物アレルギーに対しての知識に
加えて個人の発達に配慮して給食の提供をしなければいけない。
そして間違いは許されない。

1歳だと間違えて触ってしまうかもしれない
5歳でも自分の食べてはいけないものを把握していないと間違って口にいれてしまう。
これを毎日気をつけてみていないといけない。


県の指導監査のなかで監査員は
食事の状況をみて

○もっと子ども同士の距離を話しなさい。
○座る場所が悪い。動線を考えてください。
○子どもに提供するまでのマニュアルがない。
などたくさんの指導をしていただく。

それはわかっています。と言いたい。
それを実行するための時間と人員が
ほしいとネガティブに捉えてしまう。

いろんな保育園で
食物アレルギー対応を
考えてきた。

若い保育士が多い園の場合は知識が足りない
ので“気にしない”ことがミスにつながる
ベテラン保育士が多い場合は
これまで大丈夫だったからと“過信”が
ミスにつながる

各園にあわせた
食物アレルギーの対応が問われてくる。


昔はクラスに1人いた食物アレルギーの子も
現在はクラスに3人以上という
状況もでてきている。

園で考えなければならないことは、
どこまで個別に対応することが
できるのか?である。
現在の保育園の人員や実力を
考え園が出来ることを
探さなければならない。

「これだけ食物アレルギーが
増えたら無理だ」と言って
保護者にお弁当を持ってきてもらう
園もあると聞いた。

ある保育園では
宗教に合わせた食事提供もしていた。
他の園が「それは出来ない」
と断る園もある中で
頑張っている園は、表彰されるべきである。

まぁ
今回1番書きたかったことは
感情論で食物アレルギー対応している
ならそれはやめた方がいいですよ!
ってことです。
「みんなと同じものを食べさせたい」
「なるべく形は一緒がいい」
とか言ってると事故につながってしまいますよ。


クラスに20人のこども
食物アレルギーが5人いたとする。
それぞれアレルギーの内容が違う場合
6パターンの食事が提供される
これを担任の先生が全て把握して
提供していくのは難しい。

極端な話かもしれませんが
現在はここまできていると思う。

食物アレルギーの給食は
どこかに基準を合わせて
パターンを減らす作業も必要である。

「1人1人に寄り添う」は
安全も含めた対応が必要。
1人1人を気にしすぎると
事故につながってしまう。

人はミスする
原因は様々である。
疲れてミスをして
「もう保育士を辞めたい」と
思う
責任感ある保育士を救いたい。


細かいことを考えないと
いけない食物アレルギー対応は
やっぱり難しい。





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