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草取りと庭仕事

今夏、梅雨が戻ってきたかのような大雨と長雨。
仕事以外は、毎日のように草取りをしていた。
夏の暑さと、はびこる雑草。

抜くようになるとつい気になって、
気がつけば毎日朝晩のすきま時間に草を抜いていて、
夕食後さえ手元が見えなくなるまでやっている。

雨後は、草が取りやすく気持ち良い。
雨と草の匂いで今日を終えるのも悪くない。

藪蚊には困るけど、
庭がさっぱりする達成感は、クセになる。

広い庭をパートに分けて、毎日少しずつ。
苔があるところ、石や岩、砂利があることろ。

凝った昭和の和風の庭は、
踏石もあって、なかなか手強いけれど、
この先ずっと付き合っていくと決めたから、
今年は、初めましての気持ちで観察しよう。

草取りは哲学の時間だ。
無心のようでいて、老いた両親のこと、
自分のこれからを考えてしまう。
母と似た動作に苦笑し、内観する。

取っても取っても生えて来る草、
抗ってもまたふりだしに戻る中、
自然に対して、改めて敬いや慎みが芽吹いてくる。


そして、考えすぎず『ほうたる』(放っておく)
ことも必要。
『せいても』(急いでも)しょうがない。
時が解決してくれることがある。


庭という自然の中で、いつも心に留めるものがある。
それが知りたくて草取りをしているのだろう。



今日もありがとうございました。

読んで頂きありがとうございました。 頂いたお気持ちは、 感謝を込めて『恩送り』いたします。