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仕事の学び

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20年、食堂をやってきて学んだこと、気づいたこと。仕事があったからこそ、 今の自分があります。
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2021年4月の記事一覧

味だけじゃない、何か。

お客様は、何を求めているか。 お客様が、あなたのお店を 選ぶ基準はなんでしょう。 あなたが売っているものを 目的に、お客様は来ているけど、 理由は、それ以外のことかもしれない。 食堂なら、お腹を満たすのが 目的ではありますが、 コンビニで弁当を 買ってもいいはず。 お客様はコーヒー一杯 どこで飲んだっていいのに、 なぜあなたのお店にくるのでしょう。 ・店主のあなたに会いたいから。 ・落ち着くお店だから。 ・通りがかりだから。 ・スタッフの笑顔がいいから。 ・外から店

100人には応えられない。【ぜんぶ美味しくなくていいのだ。】

*強いメニュー弱いメニュー。 *把握していればいい。 若い頃は、 お客様に味のことを言われると 落ち込んでいました。 自分なりに一生懸命作っても、 お客様の好みに合わない時もある。 でも100人のお客様 どんなに丁寧に懸命に作っても、 全員に気に入ってもらうのは無理な話。 開きなおってるのではなくて、 年齢も味覚も好みも生活習慣も みな違うのですから。 言われる度に味を変えていたら、 いつも言われっぱなしです笑 (でもやっちゃうんですよ。 濃くしたり、強くしたり‥‥

【あなたのお店のストーリーは。】

*十人十色のものがたり。 私たちが思っている以上に あなたや、お店のストーリーは 大切で価値があります。 十人いれば十人の物語。 なぜお店をオープンしたのか、 どんな経緯があってここに至ったか。 商品でなく、背景を発信することは、 お客様により親近感を抱いてもらえます。 地元の新聞から、 コラム連載のお話をいただいた時、 私が書けることは、 仕事のことしかありませんでした。 仕事のことなら、スラスラ書け、 思いを伝えられる。 長い連載も乗りこなせると思いました。

値引きはしない。【その前にできることを。】

コロナ禍で客数が減り、 苦戦している飲食の方も多いと思います。 *売上のため、集客のために、 値引きをする前にできるいくつかのこと。 値引きすると、言い方は悪いですが、 味や中身よりも安さだけのお客様しか来ません。 もちろんそのお客様もお客様ですが、 値引きはしない、 もしくは最後の手段にしたいですね。 *私が『値引き』での集客を考えた時、 安易な値引きは、 自ら自分の商品の価値を下げ、 値引きしないと売れない商品に してしまうのが嫌なのと、 再び上げにくくなるのも