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仕事の学び

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20年、食堂をやってきて学んだこと、気づいたこと。仕事があったからこそ、 今の自分があります。
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2021年3月の記事一覧

親の刷り込みはおそろしい。

親の刷り込みは根深い。親の代から店を引き継いで20年になりますが、 親がやってきたことや、言われたこと。 親の価値観を良くも悪くも引きずっていたのは 私だけでしょうか。 店で、新メニューを出すのに、 『一度出したら引っ込められないよ。』『あれこれやると、何屋がわからん。』と 言われたことを長々と守って?いました。   今思えばなんの根拠もない。親もお客様への責任感とか、 店のイメージを守るという 意味合いで言っていたのでしょうが、 それを守ろうとするあまり、 『完璧な

店主に『なる。』 なるのだ。

自分のお店を開店した時、立場はオーナー、店主とか 経営者の肩書になるのですが、経験としては、一年生。 何年もかかって、名実ともに『店主』になっていくのですよね。 店主(経営者)ってなんでしょう。数字を見て統括的に物事を把握して、クレームやトラブルや、方針やメニューや、 スタッフや、売上や、なんやかんや色んなことを処理して、 もちろん仕事もやって、ということが否応なしにあって、 自分の好きな『料理を作っておもてなしをして。』というのはごく一部で、 圧倒的にそうじゃない仕事のほ