社会人の洗礼

ここでいう社会人というのは実際にしゃかいに出る一歩手前なので、思っていたのと違うと思う人はブラウザバックを推奨します。

大学4年生で初めてインターンというものを受けてみた。

正直受けたといっても軽い面接だけ、また知り合いからの紹介だったこともありほとんど確実に受かるのもだった。

詳しく仕事内容などを書いてしまうと会社がバレたり迷惑になる可能性もあるので、曖昧に書くことも多々あると思うが許容していただきたい。

ベンチャー企業の有給インターン期間は約3ヶ月、実際は1ヶ月強しか働かなかったので企業としては赤字だし紹介してもらった人、インターンを了承してくれた社長には本当に申し訳ないと思っている。

仕事内容は、会社がやっていることを一通りできるようになること、それによって利益が得られるようになることが目標だった。

その仕事内容のひとつに「ライティング」があった。

みんなは、ほかの人が読んで「違和感がない」、「不快感がない」、「興味関心がわく」こんな分が書けるだろうか?

自分はここにつまずいた。

始めの数日は、インプット期間で文を書けるようになるために本を読んだ。普段年間でも1冊か2冊読むか読まないか程度の読書週間だったが、実際に読んでみると1日で1冊から2冊と意外に読めるものだ。

文章をちゃんと書ける人が考えて書いて、出版社がチェックして本として出しているのだから当然といえば当然なのかもしれない。

この期間が終わった後実際に自分で書いてみて、添削してもらう。        また新しい文を書いては添削してもらう。

この繰り返しだった。

本を出すわけではないので、内容はもちろん色や大きさなどの構成も考えなければいけないかった。

添削してもらって1日、また1日と書いてはダメ出しを受けなんでダメだったのか?どのように修正したらいいのか?

ひたすら続けてはみたが自分にはできなかった。

「誤字脱字は論外」、「いい切りが多い」、「なんで改行してあるのかわからない」、「句読点が多い」などなど

何日たっても成長できなかった自分に技術はかえるからできなくていい、考え方は買えないからそこは成長していこうといわれた。

正直なんでもある程度日数をかければ出来ると思っていたので、現実を初めて突き付けられて自分の不甲斐なさに絶望した。

この環境のまま期間満期まで雇ってもらっても自分に甘えるだけで何も成長できないと思って1ヶ月で話し合ってやめさせてもらった。

メンタル的にも限界であるゲーム実況者にやめる相談のチャットと送るぐらい精神的に来ていた。

今考えるとばかばかしい質問をしていたと感じている。

はじめて自分の「できないこと」「嫌なこと」から逃げたのだ。

社会人になる一歩手前での洗礼、社会人と同じようなサイクルを体験してみての離脱。

逃げることは必ずしも悪いことではない。

出来ないことはできないし、自分に合ってないことはやらないほうがいい。

ただ逃げたという事実は残るし、逃げたことへの後悔は絶対にないように、辛いことなどは周りの「親」「兄弟」「友達」「ネット上の人」誰でもいいので相談してほしい。

社会人の洗礼を受けて相談がいかに自分を楽にするか改めて実感した。



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