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豊かさ体験大阪旅②ホテルステイ編


イマーシブなアート体験の余韻にひたって
また大阪駅まで出てみると
ヒトひと人
人の洪水
さっきの、
色が飛び重なりあい絵になるような
そんな錯覚に陥ってしまう

夫さんは、夜お友達とご飯予定なので、
私のためのホテルステイグッズを入手すべくうろうろ。。。

お部屋に戻ったらゆーたりのんびりお部屋だけで過ごしたい。。。
バーもお出かけするの、、、億劫。。。。
どんどんふわふわして眠いのかなんなのか分からない、、けど
気分は悪くない。

人が沢山いる中に放りこまれると
途端に身体が固くなり、耳鳴りがして息も絶え絶えになっていたのが
今は人が気にならない。
なんだろう。
さっきのイマーシブ効果か?
人が一人一人と認識されず
ただの色のように抵抗感がない。
ペタンコ靴で身体に沿うようなお洋服だからかな?
全身エネルギーをくまなくチェックする。
うん。大丈夫だ。むしろ楽しい。
「コンビニで何か買ってお部屋でごろりするから大丈夫」
というと、夫さんがギョッとして
「そんなことさせられないよ!ルームサービスか、、なにか、、、デパ地下で美味しいもの少しでも買って、ホテルステイ楽しんでほしいな。。。」

あ、そうか♡
その手があったか!
ビンボウショウでごめんなたい。。。
駅にあるデパ地下でどれがいいか見ていたら
美味しそうな唐揚げと鳥ごぼうのおにぎり発見!
これがいい♡
無事購入し、ホテルへチェックイン

預かってもらった手荷物はすでにお部屋に。
お部屋まで案内くださったフランスが母国のスタッフさん
日本語があまり上手でないと仰ったけど
とても温かくて優しい笑顔とコトバ。


まるでお家に帰ってきたみたいな安心感。
素敵だなぁ♡
接遇サービスを受ける喜びを感じさせてもらえました。
そうして、自分がしてきたセツグウサービスも
あの時喜んでくれた方々の笑顔は受け取ってよいのだと今になって
そんなことを思った
胸がくるしくなっていたのが、どんどんほぐれてやさしくあたたかくやわらかくなる。


ありがとうございます。

一息ついてシャワーとお風呂
バスソルトが3種類あったので、迷わずラベンダー

シャワーブースで頭からジャブジャブながして
バスタブにはラベンダーのいい香り
全身ほぐれるいやされる~
ここは楽園ですか?

ほっとするとお腹がすいてきた
お風呂からあがり、お水を飲むと
ぐ~
大きなおなかの音
おなら?
ちがうよ!お腹だよ!おならならウソつかないもん!

唐揚げを一口食べるとじわじわじわ
噛み口から歯の根っこまでしみわたり
全身に広がっていくしみていく
ふわ~
わたし、お腹すいてたのか。
そういえば、朝何も食べず、現在16:00
昨日は12:00頃食べたなりだから。。。。
24時間何も口にいれてなかったんだわ~
最近は、いつもそんな食事生活なのです。
お昼の12:00にお腹がすいて一汁一菜いただき
15:00にオヤツ
で終了な食生活が気に入っております。
旅に出るといつもと違うリズムになるから
身体も心もふわふわしちゃったみたい。
みるみる元気になっていく私をみて安心する夫さん。
「バー行けそう?」
「・・・・・・・ごめんむりみたい。。。もうこのままお部屋でゆたり~
ホテル案内TVみたりして過ごしたい。。。。」
いいよ~、ぼくだけなんかわるいねえ。。。
申し訳なさそうな夫さん。
でも、どんどん活き活きし始めた私をみて、すぐに楽し気になる夫さん。
自分だけが楽しいことしていると思うと、相手の様子きになっちゃうよね
でも大丈夫なの。
私もとてもとても楽しい時間の過ごし方だから♡
旅行で観光とかしたことない。
海外でも街歩きなら美術館とか博物館とか図書館とか
海か山があれば一日はあっという間に過ぎてしまう。
そうして、この病気が深刻になってからというもの
めっきり外で過ごすこと
特に夜出かけることは皆無となった。
まるで夜の世界には魑魅魍魎が跋扈するかのように
日が暮れたらお家で過ごすのが当たり前となっていたので、
夫さんもすぐ納得してお部屋内を散策しはじめた。
お部屋のフルーツをつまみながら、新婚旅行のときみたいだね~と嬉しそう
可愛いボックスにはクッキーが♡
筆記体で書かれた直筆のウェルカムカードにきゅん♡
直筆って改めていいものだなぁと体感した。
美しい器。

急須と茶器でお煎茶を淹れると良い香り
そして美味しいこと。
器って大事なのね。
ハーブティーをガラスポットで淹れるとときめくように
日本茶は土ものの急須と茶器が似合う。
うっとり。

BOSEのスピーカー発見



いつもイヤホンで聴いているジャズを流すとお部屋が一気にジャズ喫茶に早変わり。
あぁ♡幸せ
これを豊かといわずなんとしましょう
程よく設置された鏡がキラキラと光を反射し広いお部屋がさらに広く居心地よく。
いつの間にか夫さんはひと眠り。
お仲間との夜のお楽しみ前に休息です。

私は、いつものようにホテル案内を流し、世界中の旅の様子を見つめ
次は海だなぁ♡
お魚と泳ぎたい!とわくわくしながら
クローゼットにお洋服をかけたりしまいはじめた。

スーツケース、なんとかもってくれてる!
クローゼットの扉の鏡うれしいな♡

私はこの作業が一番好き♡

ホテルが一気に我が家のように安心する儀式みたい

かわいいハンガー

今回は、バーに行ける気持ちでないけど
その為に持ってきたドレッシーちゃんかけておこう。

全身清めてお腹も満たされ手荷物も整理された

よし♡
もう安心だ。

まるでそれが合図だったかのように夫さんが目覚めお出かけ準備する。
何年振りかに購入したポロシャツを身にまとい
ワックスをほんのり髪につけて
素敵な出で立ちですわよ。
久しぶりにお会いするお仲間さんとの語らい
存分に楽しんできてね~

さて♡
わたしも一人のんびりホテルステイのはじまりじゃ~♡

購入したスパークリングワインをグラスに注ぎ
お水もロックグラスに注いで窓際のデスクへ

ふわわわわ
どんどん変わる景色に圧倒&うっとり


なんてなんてなんて美しいのでしょう
基本山や海や里などの景色が好きなのだけど
無数に散りばめられたビル、道路をひしめく車の数々の美しいこと

まるでレゴブロックみたいにちいさくみえる
かわいい
息がしやすい
わくわくする

バスローブが重くてパジャマを着ていたけれど
ふいに思いつきクローゼットへ。
扉をひらくと照明がぱっと付き
バーへ行くように準備されたドレッシーなあの子。
とシルバーヒールパンプス
出かけないけどちょっとだけ
着てみるだけちょっとだけ

久しぶりに手を通すと、お胸の位置が下がっていてちょいと苦しい(笑)
背中が大胆にあいているので、黒のストールをロングカーデのように結んで羽織る
最後にシルバーヒールパンプスを履くと
あら不思議
そこには嬉しそうに頬を蒸気させたドレッシーなじょせいが♡
そうして、また、窓際へ
ヒールパンプスを履いて歩くのはどれだけぶり?
目線があがって、とても優雅な気もち。
わくわくわくわく
そこは即席バー
天空の隠れ家バーへようこそ
ナッツとフルーツとスパークリングワイン
外には美しい夜景が広がっています。
あの中の光の一粒に夫さんやお仲間さんがいらっしゃるのかしら?
楽しめていますように♡
腰を立てて背筋を伸ばすと幸せな温かいエネルギーがお腹の奥から全身をゆっくりとまわるような感覚がやってきた。
ホテルのバーはいけないけど、このまま夜の街に出てみる?
ひと昔前のわたしなら、一人でも見知らぬ街の見知らぬお店にふらりと入って楽しめてたじゃない?
今、楽しい。
もっと楽しいことが待っているかもよ?
立ち上がってみる。どきどきどきどき
鏡にうつる私が見返す
なんて幸せそうな表情してるの。。。。
それを見て満足してしまった

自撮りとかしてしまった!!!(笑)

ヒールを脱ぎ、ストールやお洋服をぬぎ丁寧にまた元の場所へ戻す
パジャマを着る
あぁ。
大冒険だった!(脳内だけど!)
ふう。
一息ついてバーカウンターを見るとアイスペールが目に入る
あ、氷水のみたいな。。。。
でも持ってきてもらうの、緊張するしな。。。

ピンポーン

え?

コンコンコン

ターンダウンサービスです

あ!あぁ!
あわててバスローブを羽織り、扉をあけると
可愛い笑顔の女性スタッフさんがお二人
慣れていなくてキョドル私に
「氷やお水はいかがでしょうか?」
とても柔らかく感じよく問いかける
それで、脳内のピントが合い、
「あ!ちょうど氷とお水欲しかったのです!」
お部屋に入ってもらって、氷やお水をセットしていただく。
すると
「甘いものはお好きですか?」
そういって、チョコレートと枕用のミストを提案くださり
「わわわ♡チョコレート嬉しい」
こどものようにはしゃぐ私に、またしても可愛い笑顔で
「御手渡しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
そっと優しく手渡ししてくださった。
その所作が柔らかくてまたしてもきゅん
いただいたチョコレートとミストは
まるでたからもののようで。
見つめるだけできゅんとうっとり
欲しいなと思ったものを持って魔法のように現れたので、
まるで妖精さんが私のお休みの準備のお手伝いにきてくれたみたいで
帰られた後もうきうきしてしまった!

素敵な淑女のお二方

枕にひとふきシュッとかけるとほんのりラベンダーの香り

幸せと安心感に満たされる

お部屋の電気も枕元だけにして、テレビのチャンネルを変えるとラジオが流れ出した。
ベッドサイドにロックグラスへ氷をたっぷり入ったお水を置き
チョコレートを一口
残りのスパークリングワインを含むと甘味とシュワシュワが絶妙なバランス感
お水も美味しい

うとうと眠っていると電話の音で目が覚める
「ぷちくん、もう少し遊んできてもいい?」夫さんだ
「もちろんいよ~存分に楽しんできて♡」
よっこらせと起きだして歯を磨く
23:00過ぎ


あぁ。
生花のある空間
うっとり
口の中もスッキリしてお部屋へ戻ると雷が光る
あら、雨が降っていたのね。夫さん、折りたたみ傘持って行ったから安心ね
再び眠りに落ちる

夫さんは、私がドレッシーな恰好をしてお部屋バーを楽しんだことを知らない
もう一息でお外に出るかもしれなかったことも。
そんな脳内大冒険が、今の私にはちょうどよくて。
夫さんの知らない間に、ひとり、自分の病気を見つめる。

今までは、破滅的な行動を繰り返ししてきたのは
脳の病気だったんだな。と。
外に出て、はちゃめちゃに酔っぱらって、物を壊したり外で寝たり
それは、病気だからなんだなと。
あの、外に出ようとした瞬間、鏡に映った自分を見て
確かに深く実感したんだ。
万能感、多幸感
自分が特別な選ばれた何かのような錯覚
何をしても許されるような傍若無人なふるまいや心持
私の中に確かにある
正確に言えば脳内に。
ソレと目があった気がしたんだ。
躁うつ病は恐ろしい病だ。
自覚がなければ、この暴走するナニカにあらがえない
むしろ気持ちいいと感じてしまう
まるでイケナイクスリ?
こんな感覚なのかな?なんて思ったりした。

おおげさでなくこんなかんじです。。。



夢うつつの中、無事夫さんが帰ってきてシャワーを浴びてベッドにもぐりこんできたのを感じて、今度こそ本当にストンと眠りに落ちた。

雨にけぶる姿も美しき

ありがとう、大阪
ありがとうラグジュアリーホテルさん関わる全ての紳士淑女の皆様
ありがとう
おやすみなさい


夫さんが帰ってくるまでひとりじめベッド

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