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『そして、バトンは渡された』 瀬尾 まいこ 著
ストーリー
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父“と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき…。
読んでいて心温まる。
主人公 優子の生い立ちは、いかにも不幸になってしまいそうなんだが、そうはならない。
出逢う人出逢う人すべての人が優子に愛情を注ぎ大切に育てられる。
優子自身も素直で愛情に満ちた性格をしている。
登場人物に悪い人が出てこない。
悪い人どころか人並み以上に愛情を持った人たちばかりが登場する。
故に読んでいて本当に気持ちいい。
この物語の登場人物のように自分も成れたらなと思う。
そして、こんな世界で生活したいなと思う。
優しくすることのお手本のような本。
人に優しくできなくなったら読み返したい。
2019年本屋大賞受賞作
2021年10月映画化
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