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#アンソニー・ホロヴィッツ

『その裁きは死』 アンソニー・ホロヴィッツ 著

『その裁きは死』 アンソニー・ホロヴィッツ 著

メインテーマは殺人からのシリーズ第2弾。
元刑事の探偵ホーソーンと作家のホロヴィッツのやりとりを楽しみながら、謎に迫っていく。

今回の事件は離婚弁護士がワインボトルで殺される。

明らかに怪しい人物が期待したほど慰謝料を取れず離婚させられ離婚弁護士を恨んでいた離婚した夫婦の妻アキラ。

簡単に犯人を特定して終わりそうな事件だが真実は!?

この物語で印象に残ったセリフが過去の洞窟事故で助けを求め

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『カササギ殺人事件』(下) アンソニー・ホロヴィッツ 著

『カササギ殺人事件』(下) アンソニー・ホロヴィッツ 著

上巻で読んだ原稿『カササギ殺人事件』の犯人の考察から始まる。
ここで作中作だったことを思い出した。

カササギ殺人事件の結末の原稿が紛失しているせいで犯人は分からない。結末の原稿はどこに行ってしまったのか?

結末の原稿を探すために編集者のスーザン・ライランドは著者のアラン・コンウェイの屋敷に向かう。
これにより小説の舞台となった建物や街、人にも出会う。

小説と現実が重なりあいながら進行する中で

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『カササギ殺人事件』(上) アンソニー・ホロヴィッツ 著

『カササギ殺人事件』(上) アンソニー・ホロヴィッツ 著

作中作の小説を初めて読みました。
とはいえ、そうだったことを忘れて作中作に入り込んでしまった。

その内容は、家政婦の死。
一見なんの怪しむことのない事故死なんだが、疑わしい人がたくさん出てくる。
牧師のオズボーン、アンティークショップの主人、庭師のジェフなど。とにかく恨みを持っていそうな人物がたくさんいる。

そして、屋敷の主人も無惨な死を遂げる。
屋敷の周りで起こる謎に本当に家政婦の死はただの

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『メインテーマは殺人』 アンソニー・ホロヴィッツ 著

『メインテーマは殺人』 アンソニー・ホロヴィッツ 著

初めてアンソニー・ホロヴィッツを読んだ。
感想としては設定に驚いた。こんな書き方でのフィクションは初めてでノンフィクションなのかと何度も思いながら読んでいた。

元刑事ホーソーンのキャラも天才がゆえに説明不足でイラっとさせる感じも「ホーソーンにはなんで分かったんだ?」と考えさせられる。
そこが考察時間を与えられている感じがして個人的には良かった。

ノンフィクションだと思わせる要因として、事件とは

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