オッペンハイマー

今年のアカデミー賞で何部門も最優秀賞をとった作品

原爆を作った人、という認識だけの私
どんな作品なんだろう…

使わなくてもいい原爆を使い、
想定以上の被害報告を目にして
戦後、罪の意識に苛まれる

科学者としての才能に溢れ
政治的な才能もあり
かと言って、自分の正義は貫き通す
保身や野心のために兵器の開発を続けようとせず
政府から疎まれてしまう

彼もフーバー長官の赤狩りにあっていたんだと
この映画で知った
戦時中、科学者としての立場で、
同盟国との情報共有が必要ではないかと訴えていた事が、ロシアへの機密漏洩だったのではないかと疑われる

しかしそれは、若気の至りで
公の場で見下した人物の仕返しとして
仕組まれたものだった

あんなに頑張って優秀な人材を集め
限られた場所、時間で
原爆を完成させて
国に貢献したのに
時代の変化で貶められようとされる

時代により、
国の政策により、
正義は変わる

3時間くらいの映画だったが
時間を気にせずエンドロールまで見ることができた
やはり、賞をとった作品だけある
飽きないという事は、脚本がよく書けているんだろうな〜と思う

出てくるおじさん達も
あっ、この人!この人も見た事ある!!
と思う人が多く出てくる
ロバート・ダウニー・Jr、ケネス・ブラナー、
ジョシュ・ハートネット、マシュー・モデイン…
若かりし時によく見た俳優陣だ!
シリアスな内容なのに
しっかり、みーちゃんはーちゃんしてる(笑)

原爆性善説の国アメリカから
このような映画が作られるようになったのって
凄い事だと思う
時代は動いている

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