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不安障害の改善に役立ったこと 【環境調整①-2】

はじめに

今回は、社交不安障害を改善していくために行った環境調整について書いていきたいと思う。

どのように転職活動を行ったのかを書きたかったが、紆余曲折ありすぎてまとまらなかったので、結論から書くことにする。

環境調整前後の比較

まず、以下の表を見ていただきたい。

こちらが、前職と現職での労働環境を比較したものとなっている。

$$
\begin{array}{|c|c|c|} \hline
 & 前職 &  現職 \\ \hline
職種 & AI 開発エンジニア & システムエンジニア \\ \hline
社風 & 活発・若い人が多い & 静か・年代は幅広い \\ \hline
座席 & フリーアドレス & 固定席 \\ \hline
オフィス & オープンオフィス & 仕切りあり \\ \hline
通勤 & テレワーク主体 & 毎日出社 \\ \hline
飲み会 & 月一回 & 半年に一回 \\ \hline
残業 & 最大50時間程度 & 毎日定時 \\ \hline
会議 & 出社時はフルタイム & 新人は参加なし \\ \hline
\end{array}
$$

では、これから内容を詳しく説明していきたいと思う。

職種

前職ではAIエンジニアをしていたが、やはり若くて優秀な人が集まっている印象があった。

業務に関しては、お客さんと新しい試みを行うことが多く、一日に入る打ち合わせの時間は相当なものだった。

社交不安障害の場合、人と長時間いるだけで、それはそれは疲れる。

何も発言していなくても、1時間の会議が終わるだけで疲労困憊だ。

それが3, 4回も連続すると、完全にぐったりした状態で帰宅することになる。

僕の場合、一番しんどかったのは会議が多いことだった。

一方、現職では会議はゼロだ。

新人は自分の作業に集中することができるので、かなりストレスから解放された。

社風

前職は若い人が多いのもあるが、フリーアドレス・オープンオフィスだったので、四六時中はなし声が飛び交っている環境だった。

僕の症状で特に厄介なのが、被害妄想だ。

誰かの笑い声や、ネガティブなワードが聞こえてくるたびに、いちいち体が勝手に反応する。

一度自分のことを話しているのではないかという疑念が生じると、頭がぐるぐるして、もはや作業に集中するどころではなかった。

現職では、物静かな人が多く、雑談もほとんどない。

静まり返ったオフィスで、自分の作業に集中することができる。

しかも、座席が全員同じ方向を向いているので、誰かと目線があうこともない。

これは、地味にうれしいポイントだった。

飲み会

また、飲み会も前職では月に1回のペースだったが、現職では半年に一回ほどになった。

飲み会は、社交不安障害にとって真の地獄である。

幸運なことに、現職では「病気のため飲み会は参加できない」ことを了承してもらっている。

一般就労で、ここまでしてもらえることは中々ないと思う。

まとめ

以上のような環境調整ができたことで、ストレスは2割ほどに減らすことができた。

おかげさまで、体調の波はあるものの、これまで働き続けることができている。(給料はだいぶ下がったけど・・・泣)

やはり、アスペルガーが仕事をする上で一番重要なポイントは、
長く働きつづけられる
ことだと思う。

今後は、どのように今の仕事を見つけることができたか、
このあたりも書いていきたい。

では、今回はここまで。


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