季節を感じる
野鳥や虫、自然が好きな旦那が田舎暮らしを提案してきた。
私はドライブで行くくらいがちょうどいいと思った。
実際に自然の中で暮らして、
『見にきた』だけではわからない、
力があることに気づいた。
庭の紅葉を毎日見ていると、たった1日だけ目が離せなくなるくらい、燃えるような色に輝く日があることに気づく。
蛍も光り始めた頃から、クリスマスツリーの電飾のような頃、もういないね〜って言うまで楽しむ。
ほったらかしでも、毎年咲いてくれる、
水仙や彼岸花などにも生命力を凄く感じる。
冬の間全然あわなかったおじいちゃんが、
春の訪れと共に畑にでてくる。
あ〜おじいちゃん元気にしてたんだなぁと、
嬉しくなって挨拶をする。
近所の人がみんな草刈りをはじめると、
「長雨がくるのかなぁ」なんて考えて、
私たちも草刈りをはじめる。
コンビニのハロウィンとか丑の日とか、
誰かがつくったものじゃなく、
天気予報の紅葉情報や気温じゃなく、
実際に肌で空気を感じて、
季節の移ろいを愉しむ。
子供が大きくなった頃この景色がみれるだろうか。
蛍はどんどん減ってるし、
近所のおじいちゃんの高菜はいつまでたべれるかわからない。
草刈りが大変だからコンクリート貼りになっていくのも、年寄りの負担を考えたら仕方のないことだと思う。
(草刈りの負担はしてみないとわからない)
今ここで暮らせて、良かった。
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