とある村人のおはなし。
ある村に2人の男性が住んでいました。
1人(A)は勉強がよくでき、頭のいいことで有名でした。
もう1人、(B)はとってもドジで何をやってもみんなから笑われていました。
Bがいつものようにドジをして落ち込んでいると、村人(C)は言いました。
「君はAのように頭は良くないかもしれないね、でも、君にしかできないことがある。"笑われる"ことじゃない。"笑わす"のさ。君が恥やプライドを捨てた時、今よりもっともっと自分も周りも好きになれるはずさ。」
それからというもの、BはAになることを諦め、村人達をたくさん笑顔にしました。
村人達はBが笑われているのではなく、あえて笑わせている事に最後まで気がつきませんでした。それでも、Bは幸せな気持ちでいっぱいになったのでした。
おしまい。
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