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【詩】振り子時計のひとりごと

昔は歌を歌ったの

それはそれはきれいな声で

みんな聞き惚れたものよ


今は歌うことはやめたの

忙しそうに働くあなたたちは

私の声に耳を貸さなくなったから


もう歌は歌わないわ

だって寝てるから起こさないでって

私を邪魔者扱いするんだもの


でもね

カチカチと時を知らせると

みんなが私の方を振り向くの

歌は我慢する

そのかわり働けるうちは働くわ

まだ頼りにされているって思うから


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