校外研修「登山!」

こんばんは。へとへとで、足がぴくぴく。

今日は出勤2日目にして1年生の校外研修の登山に参加しました。(1年生のフリーだからね)

顔も名前も知らない子たちと1日かけて山を登り、レクをし、下山。なかなか最初は話すこともできなかったけれど登り終えるころには和気あいあいと話せた。名前知らんけど…。

先頭1組の最後尾について登る中で、荷物が重く体力のない女子生徒が息をあげて苦しそうにしていた。

「休憩する?」の一言に応じたのは声をかけてから4回目。結構踏ん張って進んでいた。不登校傾向のある生徒。「死ぬ…」と言いながら何度も足を止めては進み、止めては進み…一緒にリュックを押しながら進んだかいあって頂上まで諦めずに登り切れた。

ちょっと嬉しかったのは、私が好きなものの話をしたら「先生と趣味が合いそう」とボソッと出た一言。それでも、私ばかりと話さずにクラスの子とも話せていてほっとした。

登山の最中はこちらも必死だから「いけるいける!」「これくらいじゃ死なんよ」「もう少し!」「ゆっくりでもいいから」とたくさん声をかけていたが、下校の時に彼女を見かけて一瞬話しかけるか躊躇した。

私はまだまだキラッと光る言葉がけができない。彼女の担任でもない。

でもやっぱりまた話したくて

「明日も来る!?」

と、直球で聞いてしまった。


ちょっと…だめだったか?と頭の中にもやがかかる前に彼女が大きくうなずいてくれた。

素直な言葉って、飾った言葉よりもストレートに子どもに届くのかな。

私の「来てほしい」という前向きな気持ちが少しでも彼女の足が学校に向かうきっかけになればいい。

もし来れなくても、次会えた時に「会えてうれしい」って伝えようと思う。

彼女は私が今年初めて名前を覚えた大切な生徒の一人です。


明日もいい日になりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?