一段階革命論の誤謬

 二段階革命論。すなわち意図的ブルジョア革命を引き起こしその後プロレタリア革命を起こすという論であるがロシア革命も中国革命も封建的な革命からプロレタリア革命が起きた『一段階革命』論であった。

 そもそも、プロレタリアが成長してない状況での革命は他国のブルジョア議会制や大工業制をかんがえみても、農民革命にならざらるえず。はっきり言って同時の未成熟な農民ではカリスマ統治にならざる得ない。

 カリスマ統治は用意に教権制に陥る。すなわちドグマ学を上から押し付けられ。上からの革命となる。上からの革命は指導者が身の保身のために権力強化にならざるえず、簡単に独裁制に移行する。

 当然、独裁者は全知であるわけないし善政を引くとも限らない。それゆえに一段階革命は必然的に強烈な独裁制に陥る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?