君の人生はきっと私に関係ない。

俺は人の善性を信じている。

オデは人の善性を信じている。

20歳を超えると他人と話す話も年々変わってきて、付いていけないこと、分からないことも増えてきてしまった。

特に家にいる私は世間を知らない。



これからもっと分からないことが増えていくんだろう。



置いていかれるんだろう。

そう思いながら今も置いていかれている。

先日たった1人の友人と会った。

彼女は今恋人がいる男と付き合っていると私に話した。

しかもタチが悪いのが

最初から彼女持ちだと知って関係を続けていて、2人で旅行にも行ったらしい。

しかし話を聞く限り
『2番目のスペアの女』という枠である。

中条きよしの『うそ』が頭に流れたよ。

こんな話は20歳を超えたらよくある話なのだろうか。

ドラマの題材にもなっているからよくあるのかなぁ。

あってほしくないなぁ。

私はそれを聞いた時、頭が痛くなった。

なんでそんなことができるんや。

なんでそんなことをしてしまったんや。

誰も幸せになれんやないか

なんで君は自分をなぜ大切にしないんだ。

今でこそ言語化できるが、聞いた時は頭が回っていなかった。

私はいつも耳で聞いたことと、心で感じたことを言語化するのに時間がかかる。

こんなのよくある話。

若気の至り。

なんて言われても私には到底理解できない。

だってそこには誰の愛も優しさも無いやないか。

どうして皆わざわざ傷ついてまで

他人といようとするの。

どうして君はそこまでして温もりを求めるの。

君がメイクを変えた時、
君が髪型を変えた時、
君が髪色を変えた時、
君が歩く姿勢を変えた時、

私は1番に気づいて褒めたよ。


それは全部その男のためやったんや。

でもその男は君の些細な変化にも気づかないよ。

君はその男との旅行中に男の写真を沢山撮って、
隠し撮りもして、動画も撮って、生々しい写真まで撮って、私に見せてきたね。

とても愛おしそうに。


君は大切に大切にフォルダの中にしまっているのに、

その男は君の写真1枚も撮らないんだよ。

その男との関係にしびれを切らした君は

僅かな望みを掛けて
高価なプレゼントをねだって、
豪華なディナーをねだった。

その望みはLINEの文章で粉々に打ち砕かれた。

私もその文章を見た。

『今の彼女の方が大切だからごめん』
『そんなにガツガツされるの嫌だ』
『でも関係は友達として続けよう』
と。

わきまえろ。と言われたようなものやないか。

そこに君の尊厳は無いやないか。

君は言った。

その男の彼女より自分が早く出会っていたら。

絶対別れて私を選ぶと思う。

と。

なんでそんな結論になるの。

君の行為は誰も幸せにせんやんか。

相手がおる話やんか。
人間がおる話やんか。

この話において、君は悪者でしかない。

言い訳の余地もなく。

君の今していることを文章に書き起こしても、

外から客観的に見ても、

君とその男は悪者なんだよ。

私は何も言える訳もなく、
笑い飛ばせる訳でもなく、

『応援できる恋愛をして欲しいよ』


と言った。

その言葉はきっと彼女には届いてないだろう。

私は君との友人関係を切るか悩んでいる。

そんな君の一面見たくなかった。
そんな話を美談のように語って欲しくなかった。
そんな君ともう前みたいに笑え合えないと思った。

私はさ。

美味しい物食べて、
綺麗な景色を見て、
一緒に買い物して、
一緒に沢山話して、
笑いあっていたかった。
ただ一緒にいるだけで良かった。

でも君はきっと私といるだけでは退屈だったよね。

いくら私が聞く側に回ることが多いとはいえ、

世間知らずで経験もない。
病気で働いてもいない。

そんな私と話すのはキツかっただろう。

私はいつまで経っても変われないのに、

君はどんどん色んなことを経て大人になって行ったから。

私はきっと不変を求めたんだろう。

自分が変われないから、相手も変わらないと。

そんな訳ないのに。

今までの彼女と、そういう行為をした彼女は、

同一人物なんだ。

同一人物なんだよ。

バカな私は私と笑って話してるその姿が全面だと思っていたんだ。

人間って多面体なんやなぁ。

一生丸にはなれんのやろなぁ。

沢山ある面と線の中に自分の嫌な要素があっても仕方ないのかなぁ。

皆そうやって割り切ってるのかなぁ。

そんな事をした人と一緒に居たくない。

そんな自分のした事を笑って、

まだ、何時間も、ずっと、

いつまでも話す君を。

軽蔑してしまった。

一瞬で私の彼女に対する尊敬と安心と信頼は崩れ去ったんだ。

分かってる。

これに関しては私が間違っている。

普通へぇそうなんだで終わる話なんだよ。
大袈裟に捉えちゃってさ。
お前に関係ないじゃん。
へぇーでいいじゃん。
トリビアの泉のへぇボタンでいいじゃん。

自分がされた訳でもない人の行いに勝手に幻滅して、

潔癖になって人を遠ざけるのは何度目だ。

いい加減学ばないか。

そして深夜突発的に彼女との写真を全て消した。

消さなきゃいけないという使命感で消した。

少しでも残っていたらまだ生き残りがいたか!!って天の助みたいに消した。

もう彼女との思い出は何も無い。

もうわかんない。

オデはなんで、

どうしてそんなことをするのか。

どうしてそうまで人のことを無駄に考えるのか。

もう何もわからん。

彼女とはもう極力会わないだろう。
避けてしまうだろう。

1度思った感情は消えない。

またこうやって自滅して人を遠ざけるんだ。

私は一生人の深淵に触れられないんだ。
私は一生私の深淵を触れられないんだ。

また、1人友達を失くした。

向こうは失くしたとは思ってないだろう。

だけど私は去らないと。

もうこの位にしないと。
また自分がきつくなるんだ。

やっと穏やかになった自分を守りたいんだ。

これは全部エゴだよ。

私のこれからの人生に刺激や快楽は要らないんだ。

必要なのは安心と信頼だけなんだ。
安住の地だけなんだ。

だからごめんね。
君と過ごした日々は楽しかった。
君と旅行に行った時も楽しかった。
君は携帯を沢山気にしていたけど、
それはその男に連絡をしてたんだね。
もうそんなことはどうでもいいんだよ。

君に不変と品位を求めてごめんね。
勝手に好きになって、勝手に理想像を築き上げて、勝手に尊敬してごめんね。

私はもうイエス・キリストとしか友達になれないみたいだ。

死んでる聖人。

頼む。天国と地獄で誰か友達になってくれ。
頼む閻魔。

きっとまた人間と関わったとて私がダメだからきっとまたダメになる(ダメダメ語彙力)

もう、人間と離れよう。

自分しばらく人間ログアウトします。

ちょっと疲れました。

また、引きこもります。
たぬき山に帰ります。

彼女ともいつもみたいに切りはせずに距離を置いていこうと思う。

そこが微かな成長か。
成長じゃないな。教訓か。

今は自分を守ることしか考えられなくてごめんね。

どうか、私のことを忘れて幸せになってくれ。

ずっとそばに居てくれてありがとう。

では今日は長いけどここまで…