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サースペンド高校 5話

サースペント高校では、嫌がらせは日常茶飯事。そして教員もマトモではない場合もある、理科の講師ベラは生徒(特に女子)をストレスをぶつけていた。ムムナはカーストには属ししていなく、睡眠と薬学に精通している子誰かといなくても平気孤独が強い。シズナはカルラという清掃員のおばさんと仲良くなった。彼女もチェコの出身だった。ニゲルはヘリの中で寝てしまった何か多く思うことがあったのだろう。


サースペンド高校には問題教師が数人いる。
ベラ「あんた何見てるのよ!私のことがデブだと言いたいわけ?」
女子生徒「そんなことは言ってないです。」
その代表格がベラだ。
選択科目の教師もまた問題だ。サースペンド高校では自由選択科目に心理学があり、1年履修出来る。
パーセク「初の心理学の授業だ。」
ライク「まさかお前と同じ授業選択するとは思ってなかったよ。」
エマが近くに来た。
エマ「二人とも隣良いかしら?」
パーセク「もしかしてエマさんですか?」
エマ「あたりよ。パーセクとライクあんたのことは把握済みよ。入学してきた時はかなりの騒ぎになってたから。」
パーセク&ライク「そうなの?」
女子生徒「そうよ。あんた達テレビに何回かでてるでしょ。」
パーセク「まあ頼まれて出てるけどな。」
ライク「俺も頼まれてるからな。」
女子生徒「早速私の財布にサインしてくれないかしら?」
男子生徒「俺も!」
ライク「君達本当に気持ちが若いな。」
ライクはかなり大人びてる。
エマ「今度、メグの個展に一緒に行かないかしら?」
ライク「悪いけど、用事あるので。」
パーセク「俺も。」
エマは男好きなのでものすごい積極的だった。
ライク「ん?何か触り方が普通のハグと明らか違うような…」
ロミーがいないとエマはやりたい放題だ。
パーセク「ライク席うつるぞ。」
ラディア「皆、授業はじめるわよ!」
彼女は心理学とアメリカで唯一取り扱いのあるソーシャルメディア論を担当している。ソーシャルメディア論ではどのようにアカウントがエンゲージメント率を上げたり、フォロワーを増やせるのかが学べる。心理学より受講者数が圧倒的に多い。
男子生徒「隣の男性は授業の手伝いか?」
ラディア「まず教科書開いて。心理学はまず人の行動や心を知って、より良い社会を作る学問よ。もっと激しく抱いて。」
ラディアは授業中に彼氏を連れて、彼氏とのロマンスを楽しみながら授業している。
女子生徒「えっ?彼氏?ちょっとどういうこと?」
エマ「まあそんな驚くことじゃないわ。」
新入生達はあまりの状況に困惑していた。
ラディア「心理学には基礎心理学と応用心理学があるわ。レジュメを渡すから回して。」
彼氏「彼女と早くキスしたいからさっさとレジュメ回して!」
パーセク「彼氏も彼氏だな。中々ぶっ飛んでるな。」
レジュメを配り終わるとラディアは彼氏とキスをした。
エレン「ちょっと変わってるけど、ラディア自体は嫌いじゃないのよね。何か近いもの感じるし。うちの禁欲押しつける親よりましよ。」
アニス「心理学は得意分野だから先生以外はあたりね。」
ラディア「基礎心理学には生理心理学、学習心理学、認知心理学、行動心理学、社会心理学、知覚心理学、大好きだわ。」
彼氏「お前を離さないぞ。」
ラディア「性格心理学、言語心理学、異常心理学、神経心理学、数理心理学などがあるわ。もうキスばかりで授業が進まないわ。」
パーセク「ヤバい、授業より先生についていけない気がしてきた。」
エマ「そのうちこの授業慣れてくるのよ。」
ライク「この学校の先生曲者揃いだな。」
エレン「心理学勉強して彼氏の一人や二人くらい作りたいわ。」
アニス「エレン、先生みたいなの目指すの?」
エレン「まさか。」
アニス「そのうち先生がどうして彼氏とイチャつきながら授業出来るかも心理学の力で分かりそうね。」
授業が終わる。
エレンとアニスはロミー達の一つ上の学年。3年生だ。
アニス「エレン、あんたが何考えてるか分からるわ。」
エレン「あんたよくそれ言うわね。」
エレンは見た目はクールビューティーな女子。男女ともに人気な女子だ。
ロミー「こんな所にいたわ。エレン、今度のチアの練習場所変わるから。」
ロミーとも何だかんだ仲が良い。
エレン「何だか馬になりそうだわ。」
不思議な口癖もある。
アニス「良い本見つけたんだ。幻覚の神秘よ。」
彼女は心理学に興味ありつつ、幻覚をどのように見せることが出来るか考えている。
アニス「どうせ見せるなら幸せな幻覚を見せたいわ。」
エレン「あんた怪しげなものに放ってるのね。」
アニス「チアも同じようなものでしょ。」
エレン「一緒にするな。」
ラディア「ちょっと掃除仕事なんてサボって楽しいことしようよ。」
エレン「まだやってるのかよ…」
授業中にいたラディアの彼氏は校内清掃の職員だった。
カルラ「ちょっと仕事サボるなんて困るわ‼︎」
ラディア「あら、おばさん若い男を自分のものにしたいから怒ってるんでしょ?」
カルラ「ラディア、変なこと言わないで。」
カルラは黙々と掃除する。
ロミー「カルラおばさん、若い掃除の兄さんと猛アッタクしてるんだった。」
ピテラ「何それ?マジでウケる。」
ヘネシー「あんなふうに年とりたくないわ。マリ、うちらのぶんのリップクリーム買ってきて。」
マリ「分かったよ。」
カルラはデマを聞いてイライラした。
女子生徒「カルラだ。色気ババアだ‼︎」
カルラ「あの女‼︎よくも変なデマ広げたわね。」
ラディアは噂を拡散するのが上手い。本気を出せば世界中に拡散させることが出来る。
クロード「カルラ、次は私と隣の棟を掃除するぞ。」
カルラ「クロード…」
クロードは掃除のおじいちゃん。カルラとは同年代だ。
ジンジャー「あ、帝だ。」
ロジャー「本当だ。」
校内の生徒達からは帝と呼ばれている。
クロード「ゲーム機を壊された?それは許せんな。」
ロジャー「あいつらがいるとまた同じことが起こるよ。」
ジンジャー「でもロジャーと帝がいるのが救いだよ。」
クロードはスクールカーストの低階級の子達の良き相談者になっている。
カルラ「私、クロード見てドキドキしてるわ。あの人奥さんいるのかしら?」
カルラはクロードのことを恋愛対象として見るようになった。恋のパワーで掃除もかなりはかどった。
ストライカー「カルラおばさん、まさかの挑戦だ。」
スティーブン「人生長いと色々あるかもな。」
ケンジ「いや、色々あるレベルじゃないだろ。」
ストライカーは携帯で動画を見ながら話した。
ストライカー「またかよ。」
ケンジ「どうしたんだ?」
ストライカー「オクトパシアと言うユーザーからまた10万件のメッセージ来たよ。マジできめーよ。」
ケンジ「例のストーカーか。」
スティーブン「ブロックしろと言ったのに。」
ストライカー「あいつ名前を変えてまたフォローしてくるんだよ。」
ケンジ「やばいやつだな。」
ストライカーはパイソンバードで出没する悪質ユーザーからしつこくメールが来る。ブロックしてもまたアカウントを変えてフォローして来る。携帯を買い替えることもある。
ストライカー「うわ、びっくりした。」
ストライカー達の前にはイヴァンというロシア語教師が通りかかった。
ケイジ「あいつベラより殺気があるんだよな。」
ストライカー「それ言えてるわ。」
スティーブン「外国語選択、ロシア語じゃなくて良かった。」
サースペンド高校では第二言語の選択が豊富だ。イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語などのメジャーな言語だけではない。チェコ語、アラビア語、スウェーデン語、ルーマニア語、エストニア語、ウクライナ語、クロアチア語、ジョージア語、スワヒリ語、ウルドウー語、ヒンディー語、ヘブライ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、アルメニア語、ウズベク語、ハンガリー語が学べる。すごい生徒だと色んな言語をたくさん履修する生徒もいる。
ジンジャー「ロシア語履修しなきゃ良かった…マジで後悔。ロジャーは凄いよな。」
ロジャー「俺はヒンディー語、タイ語、クロアチア語、トルコ語履修してる。メインはヒンディー語だけどな。ジン、入学時にドイツ語にしとけって言ったのに。」
ジンジャー「素直に語学モンスターのお前の言うことを聞くべきだったよ。ヒンディー語とタイ語って文字からして挫折しそうだな。」
ロジャー「とは言え、お前何だかんだロシア語話せるよな。」
ジンジャー「話せないとイヴァンの奴マジでヤバいんだって。」
イヴァン・スミルノフは校内一厳しいと言っても過言じゃないほどのロシア人教師だ。ロシア語だけではなく、自由選択科目のロシア文学研究も担当している。ロシア文学研究は全部ロシア語で行われる。イヴァンの授業を受けたものはかなり顔が疲れ切っている。
ジンジャー「この授業苦痛だな。格変化一つでも間違えたらすごい剣幕で怒鳴るからな…」
男子生徒「これ4年間変えられないのが地獄だな。」
ちなみに授業をボイコットして、単位が取れない生徒も過去にいた。
イヴァン「お前ら、授業はじめるぞ!」
イヴァンは片手に持ちながら教室に入る。
女子生徒「嫌な予感するわ。」
イヴァンは授業中、ロシア語しか話さない。
ジンジャー「格変化言います。」
6つの格変化を全員一人ずつ言わされた。例文を毎回の授業で暗記しないといけない。2年生になるとそれに加え、長い長文をすべて暗記しないといけない。
女子生徒「サーシャは家のタンスにファイルをしまった。すると一匹のネズ…」
イヴァン「間違えたな。私の授業で10回間違えたら単位はやらない。」
まさにロシア語の教室は独裁恐怖政治が君臨する授業だ。イヴァンのロシア語を授業を受けたものは死ぬ物狂いで勉強をしないと成績が取れない。
イヴァン「単位の取れなかったものは全校生徒の前で公開処刑だ。」
ジンジャー「1年の時は何とか公開処刑免れたけど、命が救われてもあんなことされたら心がボロボロになるな…」
10回ミスしたら、単位を落とされるが挽回の場として公開処刑がもうけられる。極寒の地に連れてかれて、ロシア語で自分の欠点と誰にも言えない秘密を暴露する。それをイヴァンの妻が通訳して録音して、構内にある大きなモニターで公開する。ジンジャーの一つ上の生徒3人が公開処刑の対象になった。あれを見たジンジャーは2年目からさらに恐怖で襲われる。
カリキュラムではロシア語を受講した生徒が全員ペラペラになってたり、ロシア語で活躍している良い例がたくさんあげられている。だから騙される生徒も中にはいる。一年目の最初は歓迎パーティーなどが行われるが、だんだん恐ろしさが加速する。3ヶ月目になると恐怖政治が加速する。
ダニエル「男子生徒は俺が持ち物検査する。」
ジンジャー「分かった。」
グレタ「女子は私が持ち物検査するわ。」
女子生徒「お願い。」
ダニエル「次はボディーチェック。」
授業開始前に必ず持ち物検査とボディーチェックが行われる。男子生徒は男子生徒の検査官、女子生徒は女性生徒の検査官が行う。イヴァンの授業について公害防止のため、録音機や武器がないか探知機でくまなくチェックする。携帯は録音してないかもチェックされる。
ジンジャーの学年の検査官はダニエルとグレタ。検査官は成績の高評価が約束される。長期休暇中のロシア短期語学留学をイヴァンの実費で無料で行ける。授業中に美味しいロシアのスイーツを食べることが出来る。
イヴァン「くれぐれも今日の授業のことは口外しないように。」
授業内容の口外も禁止。もしそれが発覚したら罰を与えられる。そして密告という制度ももうけられている。これには限界があるかもしれないが、密告した生徒にはイヴァンは手厚く特権を与える。だから口外する生徒はそんなにいない。いつどこで聞かれているか分からないからだ。ジンジャーはこの話を信頼できるロジャーにしか話していない。
イヴァン「次、この文章を暗証しろ。」
イヴァンの授業ではロシアを批判するようなことや性的マイノリティーを支持するような発言は禁止だ。授業外でも密告されるケースがあるため言うのは危険行為だ。そうなると生徒同士が団結してイヴァンと戦うことはなくなる。
グレタ「先生ここはどっちが正解ですか?」
イヴァン「下の文章が正解だ。水が美味いな。」
授業は全てロシア語で行われる。説明は上手いので割りと聞き取りやすいロシア語だ。彼が授業中飲んでるのは水ではなくてウォッカだ。
男子生徒「それ水じゃない…」
女子生徒「ウォッカ飲んでみたいな。」
イヴァンは水のようにウォッカを飲む。こんなロシア語の授業はサースペンド高校でしか無いだろう。
ジンジャー「次の授業もっと長い長文暗記しないといけない…苦痛だな。」
ロジャー「ヒンディー語大変だけど、先生は悪くないぜ。」
ジンジャー「クラスの半数くらい洗脳されてるし、授業愛みたいなの芽生えてるし、本当はつけてけないんだよな。」
教員「その縫いぐるみ私の授業では禁止よ!こうしてやる!」
ジンジャーとロジャーはクマの縫いぐるみの首が切断される様子を目撃した。この学校は生徒だけではなく、先生も問題を起こす人がいる。
デリア「これから授業はじめます。」
彼女もまた問題教師だ。


キャラクター紹介
元になったキャラクターを紹介していきます。
(今回新しく登場したキャラクターの解説です)

例:
本作キャラ名:(本編と違う場合元のキャラ名)
(元のキャラの設定説明)

エレン:エレン.スーデン
ロンローの物語Best hoof(蹄王)に登場する元人間のクールビューティーな馬。馬刺しを食べたら馬になると言う思い込みでだけで馬になってしまったので彼女の思い込みの力で右に出るものは現時点他にいない。

アニス:
ピタ子ワールドのキャラクター。頭に5つ白い花をつけていて胸元に糸車のような模様がある、ピタ子の作品に時々登場する幻覚を見せれるキャラクターの内の1人。

クロード:ブッガ帝(ミカド)
ロンローの物語Galaxy scale pythonsに登場する主人公ターボ(エヌスク)に聞こえる声の主の青いトカゲ、ミルキーウェイの最高神だということが、ヤマドナツ編で触れられている。
口癖で「〇〇っすよ」と話すのが特徴的。

オクトパシア:タコ美
ピタ子ワールドのキャラクター。元キャラでも毎日10万件メールを送る業務妨害迷惑キャラ、泣き出したら止まらない。悪質なパターンでは既に付き合って結婚しているであろう、コタツネコが好きになったからチェリーに友達だから彼を譲れと駄々を捏ねて来た。

オクトパシヤはセリフは登場していませんが一旦ここで紹介しておきます。

イヴァン・スミルノフ:イヴァン
ロンローの作品Weapon_familiarに登場する母国語を奪ってしまう巨大なアリクイの魔王(多段階水爆)
レッドパラダイスと彼が名付けた諸島を統治し、この島々は資金含めてものを所有するという概念がなくて、全てシェアリングで成立している、
ロンロー軍最強戦士のスティーブンの60倍の力を持つ。

イヴァンの元ネタは
ソ連が開発したツァーリボンバーです。

デリア:
ロンローの構想で止まっている物語Luna Disturber Shark のどこかで登場させる予定だったサメのおばさん。月の形の魔物を連れているので主人公のルナ姫を含む王族関係があるかもしれないが…そこまで設定練れてない。

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