デュッセルドルフのJapan Day 🇩🇪×🇯🇵
こんにちは!
イシタマと申します!
本日はドイツのデュッセルドルフで行われる「Japan Day」についてご紹介します🇩🇪×🇯🇵
ドイツで慕われる日本文化
私がドイツで実習をしている際に、よく先生方と日本の文化について話していました。
まず日本人に対しては非常に勤勉で、仕事に対して真剣に取り組むというイメージが強いみたいです。時間に正確で、約束や責任を守る姿勢が高く評価されていました。またW杯で日本人サポーターがスタジアムを清掃している姿が印象的で、ゴミをきちんと分別し、街や公共交通機関をきれいに保つ文化はドイツでも良いモデルとされていました。
そんな話をしていると、先生方がデュッセルドルフという街は日本人のコミュニティーが沢山あり、たい焼きや寿司などの日本食がレストランで食べれられるということを聞きました。さらに6月にで「Japan Day」というイベントについて紹介していただき、ぜひ行ったほうがいいと言われたので行くことにしました。
デュッセルドルフという街
デュッセルドルフは「リトル東京」とも呼ばれ、日本国外では最大級の日本人コミュニティが存在する都市です。戦後の経済復興とともに日本企業が進出し、現在では多くの日本人がデュッセルドルフに住んでいます。特に、ライン川近くの「Immermannstraße(インマーマン通り)」周辺には、日本食レストラン、書店、スーパーなど日本文化に触れられる施設が多くあり、日本人学校も設置されています。日本の伝統行事や文化イベントも定期的に行われ、地域社会に根付いています。
私の住んでいたエッセンから電車で約1時間かけて行きました。
Japan Day
デュッセルドルフの「Japan Day」は、毎年デュッセルドルフで開催される大規模な日本文化の祭典です。デュッセルドルフはヨーロッパで最大級の日本人コミュニティを有しており、このイベントは日本とドイツの友好を祝う重要な催しとして知られています。
Japan Dayは2002年から毎年行われています。毎年数十万人の来場者がデュッセルドルフに集まり、地元住民だけでなくヨーロッパ全土から訪れる観光客も多いです。特にドイツ国内の日本文化ファンにとって、Japan Dayは欠かせないイベントとなっています。
開催時期
通常、Japan Dayは5月か6月に開催され、デュッセルドルフ市内のライン川沿いで行われます。イベントへの参加は無料で誰でも気軽に訪れることができます。
主なイベント内容
Japan Dayでは日本の伝統的な文化や現代文化が幅広く紹介され、多くのアクティビティが行われます。
剣道や柔道、空手といった武道のデモンストレーションや伝統的な太鼓の演奏、茶道、書道など日本の古典文化を体験できるステージが設けられています。またアニメやJ-POPなど現代の日本のポップカルチャーも大きな役割を担っています。
また食べ物の屋台では寿司、たこ焼き、ラーメンなどの日本料理を楽しむことができ、日本の工芸品や書籍なども販売されます。またアニメ関連グッズや伝統的な着物も展示されています。
そしてコスプレ愛好者のためのイベントも大きな見どころの一つです。アニメやゲームのキャラクターに扮した多くの参加者がデュッセルドルフの街を彩ります。
Japan Dayのクライマックスは夜に行われる壮大な花火大会です。花火は日本の花火職人によってデザインされ、日本風のテーマに沿って演出されます。ライン川沿いの美しい景色とともに花火を楽しむことができ、多くの観客がこの瞬間を楽しみにしています。
奇跡の出会い
私は日帰りでJapan Day当日にデュッセルドルフに行き、ラーメンを食べようと思っていました。店の列に並んでいた時に、前の男性から「日本人ですか?」と話しかけられました。日本人が多くいることを知っていたので動揺はしませんでしたが、少し驚きました。そして一緒にラーメンを食べることになりました。
話していくうちに、私と同じ大学の医学部出身で現在ドイツで医師をしている大先輩であることが分かりました笑。流石に鳥肌立ちました。
お互い1人で観光しに来ていたので、Japan Dayを一緒に楽しむことにしました。さらに先輩が「ホテルで勝手にツインの部屋にグレードアップしたから、泊まる?」と誘ってくださったので、泊まらせていただくことになりました。こんな奇跡ってあるんですね。私の人生史上、1番の運命の出会いだと思います。
そして、その夜にはチャンピオンズリーグ決勝「レアル・マドリードvsボルシア・ドルトムント」の対戦があったので、一緒にホテルで観戦しました。ドイツにいたのでドルトムントを応援していましたが、2-0で敗北してしまいました😢
その後に花火を見に行き、帰った後ドイツでなぜ医師をするようになったのかなどについて話を聞きました。
先輩は学生の時にも私と同じように留学経験があったり、専門医を取得してからもドイツに来たことがあり、その経験があったからこそ自然とドイツで医師をしたいという思いが強くなったということでした。
そんな先輩からは「出会いを大切にする」ということを教わりました。特に海外で働きたいのなら出会いが大切で、その出会いから思いがけないような発展が生じることがある。確かにJapan Dayで出会った先輩がホテルに誘ってくれたことなんて、まさにそうだなと思いました。
またドイツで医師をすることの難しさも教わりました。ドイツ語検定や日本で学んだ医療がドイツで学ぶ医療と同等であることの証明などやることが沢山ありすぎて大変そうでした。先輩はそんな状況でもドイツで医師をしたいという夢があるから、何歳になっても頑張れると仰っていました。
私はその話を聞いて感化され、より今すべき勉強に励もうと思い、ホテルで寝る前にベッドでipadを持って国家試験の勉強をしようとしました。しかし、寝落ちしました笑。夜1時に寝て、起きたら朝11時でした。
目が覚めると、なんと先輩がドイツ語の勉強をしていました。聞くと朝7時に起きて勉強していたそうです。凄すぎです。尊敬しかありません。
そしてホテルを出た後は公園に散歩しに行き、それぞれが乗る電車のホームでお別れしました。
今2ヶ月間の留学を振り返ってみて、この出来事は鮮明に覚えているくらい本当に印象的でした。いい出会いが出来て良かったです。
皆さんもぜひJapan Dayに参加してみてください!楽しいです!!!
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