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圧迫骨折のはなし(生活編)

退院の日は昨年の7月8日
少し時間を戻して・・
前日は七夕だったので、病院食も七夕らしいメニューでした。

カードもついてたよ

麵の量がめっちゃ多くて、残してしまったが
スイカは完食😊

退院前には病院の美容室を利用
退院してから、すぐに一人で電車に乗るのは危険なので
ぼーぼーになってしまった髪を切りたかった。
私の前にカットして貰っていた高齢者の方は
私と同じように圧迫骨折して、退院する予定だったのが
再骨折したらしく、延期になってしまったのだとか
(本当に病院内で骨折するってあるんだな~)

この美容室は、私が当初入院していた病棟の最上階にある
ついでに、見晴らしがよいと聞いていたのでパチリ📷


病室から見えてたなら・・

東病棟に移ってから、私の後に来た患者さんによると
前は、この風景に近い状態で見れたとのこと
私は・・寝たきりで窓の外を見ることはできなかったけど
反対側の病室だったので自衛隊の演習らしき音だけだった😒
そんな中、お見舞いが・・


見舞ってくれた鳩

と、勝手に思ってただけだが、なんか嬉しかったなぁ~
身動き取れない、窓の外も寝てて見えるだけだと
こんな些細なことにも喜びを感じてしまう
そうゆう気持ちって大事💖

さて、話を退院の日に戻そう

私の住まいより遠いところへ救急搬送されたので
1人で帰るには荷が重い。
連れ合いに車で来てもらった。
歩けるようになったとはいえ、一か月以上病院暮らし
看護師さんにも理学療法士さんにも
院内を歩くのと表とは違うから気を付けてね!と
これまた、耳にタコ

それは重々承知しているけれど、それよりもまず
難なく車に乗り込めるのか?降りれるのか?
やはり、少々難あり(苦笑)
なんせ、コルセットをしている状態なので
上半身を曲げられない。
つっぱった状態での乗り降りは・・!

リハビリで階段昇降をしたけれど
やはり、体力も筋力も落ちているので
平地はともかく、坂や階段の昇降は相当、大変。
我が家は古いのでエレベーター無し。
3階まで自力で上がらねばなりませぬ。
それはクリアできたものの
そこから先は・・。

トイレは様式と言えど座る立つに一苦労
流すのにレバーに手を届かせるのも一苦労
湯船につかることは当面できないので、
シャワーだが、この時と就寝時ばかりは
コルセットを外さねばならず
これが、一苦労というより怖い。
滑ってバランス崩したら命とり!!
そして、浴室で使っている低い椅子には座れず
立ったままのシャワー
真夏だったのが幸い

普段の生活の行動・・
前かがみNG
ひねるNG
つまり、背骨に負担がかかることは全てNGなのだ
当然、重たいものを持つのもNG
中華鍋を振るなんてもってのほか
というのは鍋が重いということだけではなく
両手がふさがるような行為もNG
なので、買い物などには当面いけない。

寝る、起きるという行為も
さっさとは行かず、特に起きる時は
手順を追って起きなければならない
(ぎっくり腰や腰痛経験者ならご存じだろう)
なので、当初は電動ベッドをレンタルしようかとも思ったが
とりあえず、いつものベッドで様子をみたら
何とか、このままで行けそうだったのでレンタルは無し。

とはいえ、寝返りも痛みを生じることあり
くしゃみや咳は敵!

それでも徐々に慣れてはきたけれど
コルセット着用は、あと2か月必要で
病院にいるときより大変だったことは間違いなし。
入院中は、ある意味至れり尽くせりですからね。
何をするにしても、NG行為を
普段は難なくやっていることに気付く。
一番、苦痛を伴ったのは足の爪を切ること。
これは、ほぼ出来なかったので
かなり伸びていた。

コルセットをした状態で徐々に外出していたが
爪が伸びてると靴下を履くときに支障がでる
痛くて脂汗を流しつつ、切れる範囲で頑張った。
連れ合いに切ってもらえって話なのだが
怖くて!嫌だ。
それなら痛みを我慢してでも自分で!
これは相当、長くかかっていて
今でも(骨折から1年以上経過してるのに)
結構、痛みを感じながら切っている

なぜかと言うと、後遺障害があるから。
圧迫骨折した人の半数は何らかの後遺障害を抱えていると
何かで読んだけど、私は、それに該当するらしい。

靴下で思い出したけど、靴もスニーカーなどは履けず
スリップインタイプのものを購入した。
今では、靴ひもがほどけても
何とか自分で結べるので、普通の紐靴も履けている。

治療薬を使っているから毎月一度は通院しているので
痛みのことを話しても、???なのだ
要するにレントゲンで判断する限り、
それ等の支障が出る原因が分からないということ。
まっ、そんなもんです。
常時、足のしびれを感じたり、歩くのに何らかの支障が出ない限り
骨折との因果関係を説明、証明できないんだな~と
私的には思ってる。
腰痛の7割が原因不明と言われてるけど
ぎっくり腰の経験者でもあるので
そのたびごとに整形外科医にいっても・・実体験として、わかるわぁ~

てなわけで、転倒することもなく、再骨折、または付近の背骨を
連鎖的に骨折することもなく、現在も生きております💦
死んでて、これ書いてたら怖いわ😱😱
が、しかし、前出したとおり後遺障害に悩まされてるし
この2か月くらい原因不明なわき腹の痛みもあり、
健康とはいえない状況は続いてる。

ただ、そのような不安材料を抱えながらも
普通な生活を送れることは嬉しい。
人は生きている以上、身体が動けるということが何より。
色々な理由で健康を害したり、不自由な暮らしを余儀なく
されている人が沢山いる。
出来れば健康体でありたい。
でも、そうじゃなくなった時にこそ、わかることも沢山ある。
普通だったのが普通じゃなくなる。
そして、また普通に戻ると、普通じゃなくなって苦しんだことも忘れる。
所謂、のど元過ぎれば・・なんだけど
普段は、それでいいと思う。
何故なら、いつまでも、どんな人も同じじゃいられないから。
変化し続けるわけ、身体も、心も、考え方も。
ただ、経験をするかしないか。
私のように想像もしなかった、圧迫骨折という経験が起きることある。
望まないようなこと、よろこばしいこと
どんな経験もするかしないか・・ある意味、そうゆう出会い。
そして、どんな経験も無駄じゃないってことだけは確か。

ある日突然、自分に降りかかってきた災いと言ってもいい出来事だけど
そこで新たな出会い、新たな経験があり今がある。
泣いたことも、嬉しかったことも、痛い、苦しい、痒い、恥ずかしい!
振り返れば、すべてがいい思い出。
多分・・天に召される、その時まで、こーいったことの繰り返しでしょう。
どーせなら、避けたいことより
嬉しいハッピーなことの連続のほうがいいけどね😘
アンハッピーな出来事の中にも、絶対、良いことあるから。
この経験に感謝。かかわってくださった皆様、
改めまして、本当に有難うございました。
直接、皆さんに感謝の意を表せないのが残念ですが
御恩は一生忘れません(なんだか・・うるうるしてきた😢)

関連したこと、思い出したことなどは
今後も出てくるかと思いますが
一応、「圧迫骨折のはなし」は、今回でおしまいです。
この一連の記事を読んでくださった皆様にも
お礼を申し上げるとともに幸せを祈っております💖

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