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勝負のアヤは、最後まで……(2024-2025・Fリーグディビジョン2・第4節・アグレミーナ浜松対デウソン神戸)

敗北を経て……

敗北。それはとても苦い言葉だ。選手になんと声をかけたらいいかわからなくなるし、そもそも注いだ時間に対して、出力されたものが重くなる。

そして粘りに粘って敗れたのならまだしも、拍子抜けするような負け方だとなおさら気が重い。前節のアグレミーナ浜松は前者――追い上げに追い上げての敗北であったが、それでもやはり疲れは感じたものだった。

ともあれ。勝とうが負けようが、シーズンオフになるまで次節は必ずやってくる。勝てば兜の緒を締め、負ければ気持ちを切り替えねばならない。そして筆者は、またしても予定が空いた。

ならば、やることは1つ。第4節・アグレミーナ浜松デウソン神戸の試合を見届けるべく、ホーム浜松アリーナへと馳せ参じた次第である。

ちなみにデウソン神戸がいかなるチームかというと。Fリーグ創設時に参戦したオリジナル8の一角である。
しかしながら色々あってディヴィジョン2となり、昨季に至っては遂にFリーグライセンスまでも失ってしまった(つまりFリーグに参加できない)。今季は無事に復活を遂げ、既に初勝利も挙げている。今思えば、筆者はこの時点でただの復帰チームではないと気付くべきだったのだ……

結果と所感:取るべき時に取れないと……

https://www.fleague.jp/score2/result.html?gid=89641

結果。4-6。点を取っては追い付かれ、の繰り返しの果てに、逆転からのパワープレー返しで万事休す。決して浜松が悪かったわけではないが、神戸の粘り強さの前に膝を屈した形となってしまった。

それでも、試合の質としては非常に悪くないものだったと思う。凄まじい点の取り合いに観客も盛り上がっていたし、守備が締まっていた時間帯もあった。ただ、それでも勝てた試合を落としてしまった感はあるし、大変に悔しい。悔しさの質や試合の面白さで似てたとすれば、この試合が近いだろうか。サッカーだけど。

今回見ていて感じたのは、訪れていたいくつものチャンスを外してしまったことが、最後この結果に繋がってしまったのでは? という所感だ。

あくまで素人なので実際のところはわからないが、今回アグレミーナ浜松には、ゴールシーン以外にも多数の決定機があったと感じた(あくまで素人目だけど)。だがその時に決め切れず、あるいは枠を外してしまったり。

9番尾﨑珠利選手がハットトリックを決めた傍らで、昨季得点王・今季も順調にゴールハント中の7番山桐正護選手(この日もフリーキックからズドン! しておられました。速かった……)が絶好の機会を逃してしまったり……。

そういった攻防のアヤが、最後の最後、神戸に天秤を傾かせる結果になってしまったのではないか。素人ながらに筆者は、そう考えてしまうのでした。あくまで、素人の目ですけどね。

今後:今年はあまり観に行けないけど

さて、この辛い敗北にてアグレミーナ浜松は2勝2敗ということになってしまった。順位の上でも、5位まで後退してしまっている。

上位陣――前節敗れたエスポラーダ北海道とこれから当たることになるボアルース長野の2強に今のところ取りこぼしの気配はなく、結論から言えば上位に喰らいつくために今後必要なのは、「負けないこと」。この一語に尽きると思われる。

そしてそのための一戦は早くも6/29(土)にアウェイにて控えており、ここを落とせば一気に負け越し、下位転落さえも見えてくるという事態に陥る。筆者には思いを馳せることしかできないが、どうかここ一番、こらえてほしいものである。

なお今季のアグレミーナ浜松はどうも他所でのホーム戦が多く、筆者が次回試合を拝見できそうなのは8/11(日)のホーム浜松アリーナ戦になりそうだ。そして様々な都合から、最悪この試合が今季最後のフットサル現地観戦になるまである。故にわずかな機会をしっかり噛み締め、観戦記を充実させていきたい次第である。

乱筆岡目八目、失礼いたしました。




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