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転職の薦め

今回、転職や仕事の話とは関係ありません。ただここ最近、CMなどで耳にする機会が多いリースバックについて書きたいのです。

数ヶ月前、諸事情があり長年住んで来たマンションを売ろうと考えたのですが、何かもったいない。最寄駅まで徒歩3分、14階建の13階角部屋。高くは売れると思うけど、やっぱり住み続けたい。

そこで考えたのがリースバック。家を売っても住み続けたられると言う仕組み。

もちろん家を売るので自己所有物にはならなくなるので固定資産税なども不要。しかも買い戻しも可能。

これは助かる。

しかし調べれば調べるほどに、思い通りと言うか、CM通りにはならないことが判明した。

まず住み続けるのですから、そこに家賃はかかります。買い取ってくれた不動産から賃貸するイメージです。

しかしながらその賃貸有効期間は最長2年。但し2年縛りのないやり方もあるのですが、そちらは家賃が高くなったり、そもそも買い取ってくれないなどの可能性もある。

その買取の条件ですが、不動産ローンの残債が少ないこと。出来れば1000万以下。この金額に根拠はないですが、買い戻しの時の家の価格が変わります。

例えば残債が500万で不動産を1000万で買い取ってもらった場合は手元に500万が残ります。不動産の残債はゼロになります。

この場合のおおよその買戻時の不動産価格は1500万となります。約1.5倍で買い取らなければなりません。

ここがポイント。

CMなんかだと老夫婦が出てて資金が出来て住み続けられて助かったなんて言ってますけど2年のうちに買戻すか、転居しなければなりません。

では買い戻そう!としても、何十年もローンを払い続けてきた高齢者だと銀行も融資はしてくれないのです。仮に借りられたとしても毎月の返済額が返済期間が短くされるので高額になります。だから買戻すことが出来ない。

つまり不動産屋は1000万と言う破格で買い取って、他の人に売れる(売る時は市場価格なので3000万とかになる)し、賃貸にしたらサブスクのように毎月の家賃が入るのです。

このカラクリ。

少なくともCMを見て「これで助かる」ではなく、益々悪化する可能性も高いと言うことをお伝えしたかったのです。

皆様、ゴールデンウィークを楽しくお過ごしください。

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