【小説22】勘違い女神の弊害（異世界転生したオレはスキル＜コピペ＞で人生を謳歌する）

22　壮行会

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 今日は壮行会だ。各国から招かれた冒険者たちがいる。城に滞在中の者、ホテルに滞在中の者　揃って壮行会会場に集まった。テーブルが用意され御馳走が並んでいる。王太子殿下の挨拶が終わると、酒を注いだグラスを傾け乾杯だ。皆が王太子の挨拶に注目している間に、俺はこっそり冒険者たちを＜コピペ＞していった。

注目度筆頭の獣人テスランと戦乙女。戦乙女を巡っては壮行会の開始前にひと悶着あった。

「サラじゃないか！君らも来てたのか。無事だったんだな。」ジュークのこの一言で始まった。
戦乙女の3人は渡り人と判明。

そうなると3人の所有はグランダ王国にあると第一王女が主張したのだ。
これに戦乙女の3人が噛みついた。

「あんたが私達をあんな目に合わせたのね！」

「死の森で死にかけたのよ！この人でなし！」

「師匠が居なきゃ今頃魔物の餌になってたわ！手足を失ってどんなに絶望したか！」

憤慨する3人を師匠のテスランが宥めて収まった。

異世界からの勇者召喚という禁忌を犯した第一王女に周りの目は非難がましい。
加えて、3人の剣幕に王女は引き下がるしかなかった。

更に驚くべきはサラ達のステータスだ。
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サラ　コスギ＜聖乙女＞女
Lv.120
属性　基礎　聖　　　　　
特性スキル　銃器有利（銃器攻撃ダメージが50％上がる）
　　　　　　武器全般（武器全般を扱え、クリティカルが出易い）
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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ミナト　ヤマモト＜スナイパー＞女
Lv.120
属性　基礎　火　土
特性スキル　銃器優遇（銃器を優位に扱えクリティカルが出易い）
　　　　　　スコープ（命中率が上がる）
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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レイコ　カガワ＜銃器創造師＞女
Lv.120

属性　基礎　水
特性スキル　銃器弾丸制作　　　
　　　　　　銃器修理
　　　　　　ストレージ（中）
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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彼女達は銃器を制作、使用できる。そういう趣味があったのだろうか。
そういえばイブキは美大希望、ユカは農大希望。トモは美容に興味があった。関係ありそうだ。

それと『手足を失った。』と、確かに言った。治っているという事はエリクサーの使用か？
俺は3個売った。もしかすると師匠のテスランが取引相手なのかもしれない。

獣人テスラン。さすがSクラス冒険者、最強と謳われるだけの実力だ。
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テスラン＜英雄＞男
Lv.890
属性　基礎　全種
特性スキル　バーサク（自制心を失って10倍攻撃力アップ）
　　　　　　瞑想（無心になる）
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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彼も強い。
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サイラス＜剣神＞男
Lv.700
属性　基礎　全種
特性スキル　武器全種（すべての武器を優位に使えてクリティカルが出易い）
　　　　　　筋力強化（筋力が50％強化）
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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残りのSクラスの冒険者も能力が高く各国から送り込まれただけの実力はあった。
その中で得たい職業スキル保持者は5人だった。
すでに習得済の職業スキルで、被る場合は能力が高い方を選んでおいた。

ホルン（豪商人）火　闇＊＜金貨投げ＞＜ストレージ∞＞

ケン（シノビ）全種＊＜遁術＞

オーレリー（舞姫）聖　風＊＜鼓舞＞

ジャス（闇魔道師）闇　土＊＜魔力上昇＞

ウィルソン（聖職者）聖＊＜祈り＞＜祝福＞

やっと＜ストレージ∞＞に出会えた。
ホルン（豪商人）＜金貨投げ＞も面白い。
＜金貨投げ＞（金貨で攻撃。レベルによってダメージ変化。）

最後に
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ケビン　ワイルナー　＜黒騎士＞男
Lv.120
属性　基礎　闇　火
特性スキル　カリスマ　　　
シークレットスキル＜ｘｘｘ＞
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話したこともない俺の親父、ワイルナー伯爵だ。精悍な顔つきで俺とは全然似ていない。
俺の中のシェルも反応がない。ロスに殺されかけたが命令したのはコイツだ。
俺は絶対簡単に殺されないぞ。もっと力をつけたら必ず罰を与えてやる。

やがて壮行会も終わりそれぞれ滞在先に戻っていく。
間もなくドラゴン討伐が始まる。

ジューク達はサラ達に交流を求めるが、サラ達の態度は冷たい。
「フン、第一王女の世話になってるあんた達は信用ならない。話しかけないで。」
ジュークたちは返す言葉もない。
どうも戦乙女のメンバーは気が強そうで、俺はちょっと苦手かもしれない。

気持ちはわかるが、ジューク達が少し気の毒だ。
サラ達がテスランの元で満足しているならそれでいいだろう。
新たに3人を発見した。イブキ達に良い土産話ができた。