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社会人1社目②

お疲れ様です。コウです。
今回は社会人1社目の続きを書こうと思います。

4~5年目

1社目の社会人4年目に異動となった。今までの職場に不満はなかったが、マンネリ気味になっていたため、ちょうどいいタイミングだと思った。
新しいプロジェクトでどのようなシステムを作るのか期待していたが、1カ月程度で後悔に変わる。それはめちゃくちゃ激務であったためだ。
配属後、すぐに残業が発生。右も左も分からない状態であったため、とりあえず上司、先輩に指示された作業をひたすら行っていた。この時の残業時間は月平均100時間となっていた。残業が100時を間超えていなかった月は楽に感じるほどの感覚である。同僚も2人ほど鬱で会社に来なくなったほどのプロジェクトであることから、中々しんどい職場状況だと思う。
改めてなぜそんなに残業が多いのか考えてみた。今回のプロジェクトはかなり大規模なプロジェクトで、元受けベンダー以外にも、協力会社は数十社ある。そんな中で、要件が中々決まらないのが最大の要因だと思う。その他にも請負契約(成果物を作成しなきゃいけない)だったり、インターネットが自由に使用出来ない環境(SEとして致命的)だったりとマイナス要素が複数あったことも原因だ。複数のマイナス要素が重なって重なってとんでもない残業時間となっていったと振り返る。

社会人人生で一番辛い時期

このプロジェクト期間が社会人人生で一番辛い時期だった。残業時間増加⇒人が投入⇒フロアに人が増え、人口密度が高くなる⇒皆黙々と作業⇒土日も出勤⇒士気がなくなっていく、といった状況になり、精神的にも肉体的にもすり減ってきていた。この頃はまだ20代ということもあり、なんとか頑張れたが、今では絶対に働けないと思う生活だ。
システム業界はSierと言われ、いわゆるゼネコン体系となっており、元請け⇒1次請け⇒2次請け⇒3次請け・・・といった構造となっている。当然元請けが一番儲かるし、プロジェクトマネジメントが主な仕事のため、1次請け、2次請け以降がプログラミングやテストといった下流工程を担当する。自分は1次請けだったのだが、下流工程をひたすらやっていた。要件をスパッと決めない元請けにも不満があったし、なにより自分がいくら頑張っても改善されない状況に嫌気がさし、転職を決意。初めての転職を行うこととなる。
まぁ今思えば、要件を固めるのは中々難しく大変なので、元請け側も辛かったのかなと思う。ただ、1次請け、2次請けのほうが圧倒的に辛い状況だったことは間違いないが笑
Sierを志望している就活生や転職を検討している方は、この辺も踏まえて考慮して貰えると幸いである。

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