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怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない。には、なぜ人名がついているか?


みんなのフォトギャラリーより、のだかおり イラストレーター様からイラストをお借りしました。ありがとうございます。窪園チヨコちゃんっぽい子を探していたのですが、雰囲気が似ていたため使用させていただきました。このイラストではちょっとお姉さんっぽいですが、使いたい欲の方が勝りました。すごくかわいい。少し、大きめにリサイズしました。ばぶーしゅ。かわいいひびき。



はじめましての方は、はじめまして。
喋々(ちょうちょう)ともうします。
よろしくお願いいたします。

今回は音楽のおはなしです。
『怪盗・窪園チヨコは絶対にミスらない。』という曲です。
ボーカロイドの曲ですね。


なぜ、この曲を選んだのかといえば、曲名に人名がついているからです。
ちなみに、この『窪園チヨコ』ちゃんは架空の人物であり、アニメや漫画のキャラクターですらありません。
この『怪盗・窪園チヨコは絶対にミスらない。』のオリジナルキャラクターです。

この曲をきく人、ほぼ全員が『窪塚チヨコ』ちゃんについて、なんにも知りません。

では、彼女は誰なのか?
なぜ、曲に人名がついているのか?

私なりの考えをおはなししていきます。







曲からわかる『窪園チヨコ』像

さて、この曲を一度聞いた方ならわかるのですが、わからない方に一言で伝えるとなると「とても可愛らしい、だけど、よくわからない曲」というぼんやりとした印象を受けると思います。

まあ、ボーカロイドの曲というのは、わかりづらい曲が多いです。

今回はそのおはなしをしたいわけではなくて。

この曲は女性の声で歌われています。
女性の声が意外にもポイントだったりします。
実はこの曲「窪園チヨコ」ちゃんの視点で歌われているのです。

つまり、歌っているのは「窪園チヨコ」ちゃんの目線ということですね。

タイトルに人名が入っていることで「窪園チヨコ」は誰か?
さらに、曲の中で彼女の人物像が浮き彫りにされていく。
そういう予想を鮮やかに裏切るところに、この曲の素晴らしさが凝縮されていると思われます。


曲の雰囲気は、全体的に可愛らしく、印象としては明るいのに切なさがまじっているような音色です。

音楽のライブに行き慣れている方に説明するなら、テンションがあがるタイプの曲ではなく、しとやかにホールで聞くような感じですかね。
いわゆる、席についておだやかに聞くタイプの曲です。
野外で走り回るタイプではない。

シンガーソングライターっぽい感じの曲だと、個人的には思っています。




『怪盗・窪園チヨコは絶対にミスらない。』の素晴らしいところは?


おそらく「窪園チヨコ」ちゃんというキャラクターの視点で歌われているというのが、この曲の素晴らしいところです。

この曲を聴くだけで、チヨコちゃんって、こんな感じだよね~と思わせてしまうだけの魅力があります。

どことなく切ない雰囲気、儚げなメロディもあいまって、不安定な感情をうたっているのが、とてもいい。

毎日よりかは、ふと思い出したときに思い出したように聞く曲ですね。

チヨコちゃんって、こんな子だったよなあと、まるで遠い親戚に会う感じで私は聞いています。

そういえば、チヨコちゃんなにしてたっけなあという感じですね。



おわりに


以上、『怪盗・窪園チヨコは絶対にミスらない。』には、なぜ人名がついているのか? の結論としては、


・人名をつけることで、歌詞の中にチヨコちゃんを登場させるのではなく、チヨコちゃんが歌っている歌詞にしている。

・まったくチヨコちゃんを知らないのに、曲を聞いたことで、チヨコちゃんの人物像を知ることができ、親しみをもつことができる。


この2つが、『怪盗・窪園チヨコは絶対にミスらない。』の素晴らしいと思う私の持論です。

可愛らしい曲ですので、気になった方は、ぜひ聞いてみてくださいね。

では、今回の曲紹介はこのくらいで、次は別の曲でお会いできたら、お会いしましょう。