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外国語は英語を学ぶわけではない?

外国語通信Part2

学習指導要領解説より、外国語活動・外国語科の目標は以下のようにまとめられています。

・外国語活動(中学年)
コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成すること」(小学校学習指導要領解説p11)

・外国語科(高学年)
コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成すること」(小学校学習指導要領解説p67)

・外国語科(中学校)
「簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力」(中学校学習指導要領解説p10)

   『小学校学習指導要領 解説』 文部科学省
『中学校学習指導要領 解説』 文部科学省


外国語そのものを学ぶのではなく、外国語を使い、他者とのコミュニケーションをする力を身につけていくことがねらいとなっていると読み取れます。まとめると、
「外国語はコミュニケーションの学習」であると言えます。
 
 さて、このコミュニケーションの力は、どのように身につけていけば良いのでしょうか。
これも学習指導要領に記されてあります。

・外国語活動(中学年)
「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせて、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地(後略)」

・外国語科(高学年)
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせて、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎(後略)」

・外国語科(中学校)
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせて、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、簡単な情報や考えなどを(後略)」

『小学校学習指導要領 解説』 文部科学省
『中学校学習指導要領 解説』 文部科学省

どの段階も「言語活動を通して」、コミュニケーションの力を育てていくものとされています。では、言語活動とはどのような活動でしょうか。それは次回に具体的にお伝えしたいと思います。
 

参考資料・文献
・『小学校学習指導要領 解説』 文部科学省 
・『中学校学習指導要領 解説』 文部科学省
・『小学校外国語活動のツボ』 直山木綿子

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