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必要不可欠な仕事は足の裏

「雲盗り暫平」という漫画にて、主人公暫平が以下の発言をしています。

あんた足の裏をじっくり見たことはあるか?
ないだろうな。だが感謝すべき存在ってのはわかるだろう。
足の裏は全体重を支えている。泥や汚れがいつも付くところだ。
しかも顔や姿と違って、外から見えるところじゃない。
それでも、体全体を支えているのはその足の裏なんだ。
見えてるところを評価するなんざバカでもできる。
本当に見るべきなのは、見えないところじゃないのか?

雲盗り暫平(作 さいとう・たかを)
*うろ覚えなので細部は異なります

まったくもっておっしゃる通りです。江戸時代の話ですが、現代にも思いっきり当てはまります。
そして、これエッセンシャルワーカー(必要不可欠な仕事)にもそのままいえると思うのですよ。

  • 文字通り集団全体に不可欠

  • 泥や汚れをかぶる(農業などは物理的にも)

  • そのくせ給料・社会的地位で冷遇される

まんま足の裏と同じではありませんか?

この言葉を聞いてあらためて思いました。
彼ら足の裏に対し、感謝と敬意を忘れてはいけないと。
そして、少なくとも公務員に対しては、政府と罪務省が給料や人員を増やすなど優遇しなければならないと。
民間企業がすぐに給料を増やすのは難しいかもしれないが、公務員への支払いは、通貨発行権を使えばどうとでも増やせるのですから。

そして間違っても
「いらない人員は仕分けしろ」
「金稼ぎやGDPに貢献しない連中は無能だ」
などの世迷言をほざいてはいけないということも。

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