【日記】あつがなついぜ

毎年夏が来るとこの言葉が頭に浮かびます。
映画『ピンポン』で主人公のペコ(星野裕)が発した何気ない一言ですが、彼の自由な性格や青春の雰囲気が伝わってくる印象深いセリフです。

ビジュアルが良すぎる

中学生の頃、部活は卓球をしていました。未経験だったしクラブに入って練習をするほど熱はなかったですが、練習や試合はそれなりに楽しめました。

声の力って意外と侮れないなぁと思ったエピソードをひとつ。
部活なので市の大会に出ます。トーナメントで当たった相手は他校のキャプテン。自分みたいな未経験者とクラブに通ってる人じゃ実力差は歴然でした。
1ゲーム取られた後の休憩時間、顧問からは「点を取ったらとにかくデカイ声を出せ」と言われました。気持ちでも負けてたのでやけくそ気味でやってみるかと、1点取れた時に会場全体に響くくらいデカイ声を出しました。人生で一番声出したのこの時だと思う。
気分が晴れてそれ以降は思った通りにラケットが動くんです。点を取って声を出す。また点を取って声を出す。不思議なくらい点を取れて気づいたら逆転勝利!勝つ喜びと楽しさを知った瞬間でした。


幼稚園の頃から仲良いメンツもいれば、どうしても合わない人もいた卓球部。3年間という短い時間の中で何度も家に遊びに行ったし練習中に喧嘩もした。何百回、何千回、何万回と振ったラケット。団体戦で使用する部員共通のユニフォーム。スマッシュの音が響く体育館。倉庫に転がってる凹んだピン球。

こういうのを青春って言うのかなって大人になった今思います。

PS.アニメ版ピンポンも見てました。ジョジョと同じで作画で人を選ぶタイプですが面白かったです。ノイタミナってanimationを逆から言った言葉なのか!(約10年越しに気づいた)

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