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好みの問題〜純喫茶トルンカを読んで〜

Instagramで紹介されていた『純喫茶トルンカ』。“純喫茶”という私にとってのパワーワードが胸に刺さったので読んでみました。

内容

東京の下町にある純喫茶トルンカは脱サラしたマスターが営む喫茶店。接客はマスターの娘・雫と大学生バイトの修一。ある日、修一の前にあなたと前世で恋人同士だったと言う女性客が現れて……。

人情系?謎解き?

レストランや喫茶店など飲食店を舞台にした小説はたくさんあって、謎解きの「ビストロ・パ・マルシリーズ」や人情系の「パンとスープとネコ日和」とかの猛者がゴロゴロいる激戦区。その中でどっちつかずな印象を受けてしまいました。謎解き系ならもう少し深く解決してほしいし、人情系なら心理描写がもっとほしい。

美味しそうな描写が少ない

コーヒーの描写は丁寧なんだけど、ご飯やケーキの描写がほぼなし。読者は(少なくとも私は)美味しそうな描写がほしい!コーヒーだけじゃ満足できないんです……。コーヒーだけにするのなら、豆の種類や産地などの情報をもっと盛り込んでほしかった。

まとめ

食の好き・嫌いってかなり分かれるから、飲食系の小説も好き・嫌いが分かれるのかも。面白くないとかではなく、好みなんだよね。




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