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勝手にスピンオフ〜『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』編〜

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』全18巻をすべて読み終わりました。最後は涙、涙で…。実質17巻が最後で18巻はスピンオフだったのですが、他にもたくさんいい人いるよ!ってことで私なりの案をお届けします。

正太郎のじいちゃんズ

主人公の正太郎には諸事情により3人のじいちゃんがいるんだけど、それぞれ得意分野があって頼もしいのです!以前、山でケガをして動けなくなった櫻子さんをじいちゃんズと正太郎が助けに行くのですが、ちょっとした謎解き(どこにいるか)や救助が素晴らしかった。

正太郎のママが九条邸の管理を任されているから、そこで何か事件やトラブルが起こってじいちゃんズが解決するなんてどうかな。古いお屋敷だし、いろいろあったお家だから何か起きてもおかしくないと思うんだけど。

櫻子さんが東方の三賢人になぞらえて北方の三賢人と呼んだじいちゃんズの活躍がみたいです。その際は、今のジャケットデザインではなくもう少し大人仕様にして上の世代にも読んでほしいな。

若かりし日のばあやさん

17巻のばあやさんと正太郎のやりとりには、泣きそうになりました。17巻が実質的な最終巻(18巻はその後のスピンオフ)でいい言葉がたくさんあったけど、心に残るのはこの場面です。やさしくて、温かい。

そんな若かりしのばあやさんを主人公にした作品が読みたいです。どうして九条家に来ることになったか、櫻子さんの母・撫子さんや伯母の薫子さんとの日々についても知りたいな。

親戚や彼女の郷里に行くことはあったけど、いろいろと謎めいた存在のばあやさん。ずっと九条家に仕えてきた女性のお話し、気になります。

最後まで影が薄かった今居くん

少しネタバレ。

櫻子さんたちがよく行く紅茶専門店「ライフラプサン」の紅茶

正太郎の友達でちょくちょく出てくる今居くん。でも事件にはほとんど関わるがありませんでした。これだけ関わらないと疎外感を持ちそうだけど、そんなこともあんまりない子。

彼の進路はリハビリ関係なので、骨とか医療に関わりあるじゃない!希望としては、ドイツにいる櫻子さんが磯崎先生(正太郎と今居くんの担任で生物教師)に何か事件のことで連絡。めんどくさがり屋の先生が「それだったら今居くんに聞いて〜」ってなって事件を解決していくのとか面白そうです。

ドイツでの櫻子さんの生活も気になるので。そこはリモート出演で。

社会人になった彼ら

スピンオフに留まらず新シリーズとして社会人になった正太郎が遭遇する事件について書いてほしいです。いつメンの正太郎、百合子、蘭香、今居くんそれぞれ関連性がある進路なので大人になってから事件解決に協力してくれそうです。

櫻子さんが今後どうなっていくのかは気になるけど、性格的にはあまり変わらなそうな気がします。(ブレないとこが彼女の良さだけど)なので出演はほんの少しで。4人の成長の方が気になるな。また専門知識たくさんで楽しませてくれそう。

まとめ

作品が終わってしまうと寂しい気持ちになるけど、こうやって勝手にスピンオフを考えると楽しい。結局、こんな風に楽しめるのも脇を固める登場人物が魅力的だからなんだよね。読みたいな〜。続編出ないかな〜。



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