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危うく百物語を達成するところだった

寝る前にAudibleで本を聞きながら寝ることが多い。

そんな時には推理ものなんかの長編はおすすめできない。

続きが気になって眠れないし、寝てしまっては伏線を見逃してしまう。

寝る前におすすめなのは、実話怪談系だ。

ひとつひとつが短いし、聞き逃してもどこまで戻れかいいかわかりやすい。

そんなこんなで洗い物やなんかを怖い話を聞きながらこなす。

そして就寝の為布団に入る。

いつの間にか眠っていたようで、ふと目を覚ますと耳元で「97話」と言っている。

寝る前に聞き始めたばかりなのに。

慌ててAudibleを消す。

1.8倍速で聞いているので、かなり早く進む。

危うく一夜で怖い話を百話聞いてしまうところだった。

一夜で百話怪談を集めると怪異が起こる。

昔からある降霊会の一種だ。

異世界に迷い込むなんてことも聞く。

本当は蝋燭に火をつけて、話し終わったら消していくのだが、百話終わるまでに残ってる蝋燭とかあるのか?

蝋燭はなかったが、危うくひとり百物語を完了するところだった。

いや、実は百物語は終わっていて、終わっていない夢を見たのかも。

ここは異世界かもしれない。

そういえば、朝いつもより自分がイケメンだったかも。

通勤もいつもよりスムーズだったかも。

ここは良い異世界のようだ。

今なら宝くじが当たる気がする。

怪談にでてくる異世界ってだいたい悪いところだよね。

なんでだろ。

どうせいくなら良い異世界に限る。

良い異世界なら元の世界にもどる必要もないし、めでたしめでたしだ。

次からはちゃんとAudibleのスリープ機能を使おう。

Amazonもこういう事態を予測してスリープ機能を実装したに違いない。

ありがとうAmazon。

安心して眠ることができる。

小説や実用書は1.8倍で聞いても問題ないが、実話怪談系は駄目だな。

怖さが半減するような気がする。

ホラーは語り手が命だ。

稲川淳二とクロちゃんでは同じ内容でもえらい違いだろう。

Audibleの今後の課題といえよう。

さぁ異世界にもnoteがあることに感謝しつつ、今日も睡眠学習を始めよう。

睡眠学習って本当に効果あるかな?

それならもっと実用的な本にするけど、たぶん気になって眠れないよね。

実話怪談最高!

夜のお供に是非。

スリープは忘れずに。

怖い異世界にいかないように。

てはまた。



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