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指の短さ、それが僕の強み!

コンプレックスというのは大なり小なり誰しもが抱えているものだ。

背が低いとか、鼻が低いとか、頭髪が薄いとか、足が短いとか身体的なコンプレックスもあれば、頭の回転が遅いとか漢字が読めない、英語が全くわからないとか内面的なコンプレックスもある。

他者と比較することで劣等感を感じでしまうので、こんな感情はないに越したことはない。

でも全てを排除することは難しいし、コンプレックスなんてひとつもないとかいう傲慢な姿勢も避けるべきだと考える。

要はそのコンプレックスとどう折り合いを付けて付き合っていくかということ。

僕はどっちかっていうと楽観的な性格だと自己認識している。

大体のことはまぁいいか、なんとかなるかと捉えている。

でもひとつだけ、どうすることも出来ないコンプレックスがある。

それは指が短いということ。

誰と比べて?
同年代の人間と比べて。

指が短いのか、手が小さいのかはわからない。

子どもの頃必死に引っ張って伸ばしてみたが効果はなかった。

この指が短いというのは実害がある。

小学生のころ、同年代の友達がボールを片手で掴めるのに対して指の短い僕は掴めない。
これはドッヂボールでかなりフリだ。
ハンドボールなんて絶対できない。

思春期の頃、バンドに憧れる人も多いだろう。
僕も友だちに誘われて少しだけ試したことがある。
ギターだ。
そう、弦を押さえられない。
なぜなら指が短いから。
すぐに諦めてしまった。

勝手な想像だけど、指が長い方が握力って強くなるよね?

その影響が高校生の時にやっていたテニスで、ラケットを握るときに影響していたように思う。
雑誌なんかにグリップの握り方とか写真で解説があるけれど、僕の指じゃ同じようにはならない。

保育士を目指して学校に通った時に必修科目でピアノがある。
イチオクダーブに親指と小指が届かない。
これはかなりのハンデがある。
ピアノには苦戦した。

そして時は経ち、スマホが普及しはじめる。

すると片手で持ちフリック入力することが難しい。
大画面化が進むとより顕著になった。
最近は片手モードというのがあり、MAXでサイドに寄せてかなり使いやすくなった。
ありがとう。
世の中に同じ悩みの人が多かったのかな?

そして指を使うといえばタイピングだ。
キーボードを使う頻度が高まり右手小指でPやバックスペース、エンターが遠い。
ホームポジションを崩さずに小指は届かない。

こうして長期に渡り僕を苦しめる10本の指たち。

しかし不便を感じることは多いが、指が短いから女性にモテないだろうとか卑屈になることはなかった。

でも今思うと指って結構アピールポイントになるよね。

長いに越したことはない。
絶対長い方が美しいもの。 


さてそろそろ指が短い事の良い所を述べていこう。
全国の指が短い諸君。

反撃だ!

まずは見た目から。
小さくてかわいい。
以上。弱いね。

では機能面を見てみよう。
たしかに距離でいうとハンデはある。
しかし短いということは、脳みそからの信号のやり取りが最短距離で済むということ。
脳みそからの司令を指の端まで伝える速度が早い。
というこどはだ。
精密に素早く指を動かせるということだ。

計測することが困難な程の塵のような差かもしれない。

でもそれを武器にするしかアイデンティティを保てない。

指が短いことを受け入れるにはそういう微量なパワーの蓄積が必要なのだ。

この素早い伝達速度でタイピングの鬼になろう。

指が届かないなら手首から動かせばよろしい。
些末な問題だ。

指が長い人は逆に制御が大変だろう。
タイピングならMとか難しいだろう。
せいぜい苦労するんだな。

コンプレックスなんて気にするな、と人は言うけれどそれが出来ないからコンプレックスだと言うのです。
当人にとっては一大事なのです。

だからこそ抱えているコンプレックスの強みを探して強化しよう。

子どもに遺伝することを懸念する人もいるだろう。
でも子どもも自分(親)と同じところまではいける、と自分で証明しているのだから気にすることはない。

コンプレックスは時代と共に変化することも忘れてはいけない。
指が短い人がモテるブームはいつか来る。
ワクワクしてずっと待ってる。
ぼちぼち来ても良い頃合いだ。

さぁ自分のコンプレックスと向き合うのだ。
こんなにも明るい未来もあるのだから、コンプレックスに悩まされず強化して活用していこう。

ではまた。

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