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コーヒーが好き。紅茶はもっと好き。

毎日、コーヒーか紅茶を飲む。私にはなくてはならない飲み物だ。

コーヒーが飲めるようになったのは、27歳の時。それまでコーヒーは苦くて飲めなかった。飲めるようになったきっかけは全く思い出せない。それまで友達とスターバックスに行ったのも片手で数えるほど。注文の仕方が分からないし、何を飲んだら良いのかも見当がつかなかった。友達のお勧めのものを飲んでいた。

それから、自分でドリップをして飲んでいる人がいる事を雑誌で知った。ハリオのコーヒーサーバーとドリッパーとペーパーフィルターを購入した。コーヒー豆はスーパーで挽いてあるものを買った。

コーヒーを淹れている時の香りに癒される。最初は少し牛乳を入れてミルクコーヒーにして飲んでいた。ハマりだすと、コーヒーにまつわる色んなものが街中で目に付くようになった。コーヒーにも様々な種類があって、カプチーノのあわあわのミルクフォームを作りたいと100円ショップでミルクフォーマーを買った。

カップに温めた牛乳を入れてミルクフォーマーで泡立てようとしたら、勢いが強すぎて全ての牛乳がカップの外に飛び散った事は今ではいい思い出である。

そうして、スターバックスでも呪文のような注文ができるようになり、そうかと思えば、ドトールに行くと注文の仕方が分からなくなるという事を繰り返した。コーヒーショップによって色々違うのだが、後ろに人が並んでいるとプレッシャーを感じてメニュー表を読むのに焦ってしまうからだと思う。

お店で飲むコーヒーも自宅で飲むコーヒーも誰かの為に淹れてあげるコーヒーも幸せなひと時である。私は特にこだわりのないコーヒー好きだから、どんなコーヒーでも受け入れられると思う。大人になったものだ。

反対に同じカフェインでも小学生からずっと好きで飲んでいるのは紅茶である。「紅茶王子」という少女漫画がきっかけで紅茶を自分で淹れるようになった。

家にあったティーポットを使って、初めて淹れたのはフォションのアップルティー。りんごの香りが心地よく、子供でも飲みやすい味だったと思う。

色んなことを忘れてしまう私だけれど、紅茶の出会いと最初に飲んだ紅茶だけは忘れられない。すごくインパクトがあったのだろう。

紅茶専門店は今よりもずっと少なかったし、子供だったから喫茶店に行く事は無かった。デパートに紅茶の茶葉を買うために行き、おこづかいで茶葉を買って、友達が家に遊びにきたときに紅茶をふるまうようなちょっと変わった中学生だった。

マグカップで飲む紅茶も好きだけれど、ティーカップを使って飲む紅茶は特別感があって好きだった。最後の一杯は濃くなるからミルクで割ってミルクティーにして飲み終える。紅茶を淹れる事と飲むことは自分を丁寧に扱っている気分になる。

大人になるにつれて、紅茶専門店も増えていった。美味しい紅茶が増える事は嬉しいことだ。紅茶の中にも無農薬の紅茶がある。最近は、無農薬で作っている紅茶会社の茶葉を買っている。味もとても美味しい。

今も昔もコーヒーも紅茶も、嗜好品だ。一生懸命仕事をした後の一杯。親しい人との気兼ねない一杯。色んな感情が渦巻く人間だからこそ、この飲み物が必要だったのかもしれない。

美味しくて癒されるなんて、最高の飲み物だ。
きっと、これからも毎日飲み続けることでしょう。
できたら、一杯のコーヒーや紅茶に向き合って丁寧に飲みたいと思うこの頃です。

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