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12年付き合った彼氏と別れた話⑨
内見当日、3件内見をする予定だったので1件目の駐車場に集合する事になりました。
目的地に着くと、ダイくんのお母さんが先に到着していたので、2人でダイくんを待つことになりました。
「まゆみちゃん久しぶり!ダイはもうすぐ着くって今連絡あったわよ。」
「分かりました。今日は急な連絡だったのに、内見の時間をとって頂いてありがとうございます。物件の資料も沢山下さって、とても助かります。」
「全然いいわよそんなの!
…突然だけど、ダイと何かあった?
こないだまゆみちゃんと遊んだ日、帰ってきてからずっとボーッとしてて、落ち込んでる?感じだったから…」
「ああ、実は…」
ダイくんから何も話してないようだったので、ものずくり体験の時の話と、物件探しに協力的じゃないという話をダイくんのお母さん話しました。
「ええ!?それは無神経にも程があるわね…
物件探しの件は、確かに家にいても全然探してる感じがないのよね。『物件探しどうなってるの?順調なの?』って聞いても、『うん』としか返してこなくて…かといって物件の事全然聞いてこないし、コイツ大丈夫か?とは思ってたのよね…
ごめんね本当に…まゆみちゃんともっと連絡とっておけばよかったわ…」
「いやいや、大丈夫です!逆に息子さんのこんな愚痴みたいな話、すみません。ダイくんからも直接聞いてみて下さい。」
と、話している時、ダイくんが到着しました。
私は、ちゃんと改めて謝ってくれるかな、お母さんの手前言いづらいだろうな、内見終わって解散した時とかかな…など思いながらダイくんの元に行きました。
ダイくん、まさかの鼻歌で明るく登場。
先にあまりいい話を聞いていなかったので暗い感じで来ると思ってたダイくん母、ポカンとしていました。
私もこれには???と頭の中が「?」でいっぱいになりました。
なぜこのタイミングで鼻歌??
そして私とは気まずいのか目も合わせない。
そもそも集合に遅れた事にも言及無し。
内見に至っては「なんでもいいよ!」で全てを締める。
終始鼻歌。
終始母にぴっとり。
気持ち悪!!!!!!!!!!!!!!!
と、ここまで恋人を蔑ろにできるの!!!???と思いました。怒りと悲しみで気が狂いそうでした。
内見が終わり、ダイくんは逃げるように「じゃ、先帰るね〜」と言い、乗ってきた車でそそくさと帰っていきました。
ダイくんが見えなくなったのを確認して、私、人生で1番くらいの大号泣。
「え、ま、まゆみちゃん…さっきの話って…解決してた感じなの…???私てっきり解散した後にまゆみちゃんと2人で話しするのかって……あ、今から別の所で合流する感じ?」
「しません…約束もしてないです…というかあの人本当に何も分かってなくてびっくりしてます…LINEで謝ったからセーフみたいな感じなんですかね…?」
「ごめんなさい、我が息子ながら意味が分からなくて私もちょっと頭が回ってないけど…あの子、まゆみちゃんに迷惑かけた事、本当に自覚ないの…?流石にありえないんだけど…
ひとまず家に帰って私からダイを詰めるから、まゆみちゃんは家に帰ろう。とりあえず何もアクションしないで待ってみてもらえないかな?」
ダイくんのお母さんにそう言われ、とりあえず私は家に帰り、何もせず待つ事にしました。
1人では抱えきれなかったので友達に電話して、愚痴を聞いてもらってました。
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