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渡り介護士の見る景色

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私の経験から〝介護士が転職すると、どんな事を見て、どんな経験をしがちなのか?〟をイメージして簡単なお話を書いてみました。架空の利用者さんが例え話で少し登場しますが、ほぼ施設内での…
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#増える作業

13. イベント業務とリーダー業務/渡り介護士の見る景色

13. イベント業務とリーダー業務/渡り介護士の見る景色

介護士として在籍期間が長くなってくると、前述の委員会委員もそうだが〝あらゆる施設内のイベントの担当〟これも強制的に割り振られる。

私の経験だと例えば
〝映画鑑賞会〟これは毎月行われていて、当日までに利用者が喜びそうな2時間以内の映画を選びレンタルショップに勤務時間外に借りに行く。

春は野外で〝お花見会〟担当者は予定の公園へ駐車場の有無、花見のコース、絶景スポットなど事前に勤務時間外にチェックし

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12. 作業表とヘルプ/渡り介護士の見る景色

12. 作業表とヘルプ/渡り介護士の見る景色

見える化と言えば、介護施設は日々の業務を表にしがちである。利用者1人ひとりの出来ることが違うと、介護方法も1人ひとり違ったりして結構複雑だったりするから様だ。

表には、時間別でやる業務とか、この利用者は歩きと車椅子どちらで移動するのかとか。トイレや食事の手伝いの有無、薬の管理など表にして、確認しろと言わんばかりにステーションなどの壁に貼り出してあったりする。

わからない時はパッと見れば判断でき

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11. 委員会と意識高い型/渡り介護士の見る景色

11. 委員会と意識高い型/渡り介護士の見る景色

次に介護施設には、委員会という会合が更に存在する。これは、その施設によって委員会の種類、日時、やり方等が本当にバラバラで、細かな事を言えばキリがない。

共通点として会議や社内研修の準備、実行、議事録の作成など物理的に仕事が増える事と、介護士だけではないあらゆる専門職が集まりディスカッションするという所だ。

非常に生産的な素晴らしい委員会もあるのかもしれないが、大体は本質的なものでなく表面的な改

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