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更年期、奮闘記 ~貧血、受診の巻~

生理子ちゃんの訪問時、出血大サービス過ぎて別の弊害が出てきてしまった話。

その原因が2年くらい行けてなかった健康診断で明らかになる。
弊害の原因は、ひ・ん・け・つ。
なんと血液検査のヘモグロビン値が驚きの低さだった。
長年、貧血とは付き合ってきたつもりだったけど、10.0を下回ることはなかった。けど、今回9.9だった…。
正常値は11.6~ そりゃああのだるさ、息切れにもなるわ。

結局、食べ物だけでは鉄分を補うのは難しいので、病院に行って鉄剤を処方してもらおうと近所の内科へ。
診察してもらった先生の説明によると・・・
元気な人は血管をヘモグロビン満載のタクシーがびゅんびゅん走ってるけど、あなたの場合は空車がだいぶ多いんだ、とのこと。
栄養や酸素なんかを十分に体全体に届けることが出来ていないという事。
どうりで・・・。
さらに、この年齢の女性は婦人科系の原因もあったりするから、婦人科にも行ってください、と言われた。

もうかれこれ17~8年近く婦人科系とは疎遠なので、えーーめんど。
がん検診なんかは過去にやったことはあるけど、調べに行ったりするのもおっくうでね~。ほら、色々あるじゃない。内診とか内診とか・・・。
でもとりあえず、鉄剤で体調が改善したのでしばらく婦人科のことなんてすっっかり忘れていた。
だって、眠くもだるくも息切れも何もかもが大改善されて、それどころじゃなかったんですよ!鉄剤すごい。

しかし、ある日友人との会話の中で一気に、あれ?これはやばいのかな?と思うようになる。
というのも、出血大サービスが過ぎる話をちょっと盛り上げて(いやまんざら嘘でもない)話した。
「いや~、まったく1日の量をあつめたら、ちょっとした交通事故くらい出てるんじゃないかなあ~」と。

そうしたら、友人は顔色替えて
「え?!そんな?それ大丈夫なの??」
と驚きの表情を浮かべながら全力で心配された。

いや、やっぱおかしいよねいくらなんでも。
彼女の顔色と全力の心配のおかげでなんとか重い腰を上げることにした。

近所には目ぼしい婦人科はないから、ここは一つ娘を産んだ産婦人科にまずは行ってみよう。過去に行ってるし、色々知ってるし!
でも、結局十○年も行ってなかったもんで、すでにデータは無く、診察券から何から新規一転、しかも初診扱いになってしまった…。

そして、診察で分かったのはどうやら筋腫があるということ。
それも1~2個とかではないという。ここに行ってMRIを撮ってきてください。と、私がMRIを撮る…聞いてないよ…。
だけど、あれよあれよと診察日程を決められ、行くことになった。

初めての経験。国立病院で検査。検査着に着替えて機械の真ん中に寝転ぶ。
音がすごいからと耳栓を渡された。
動かないでください、息は普通にしていて大丈夫です、苦しくなったりしたら教えてください、などなど色々注意事項があって、息はちゃんとしていたけどなんかそこに意識が行っちゃって、変に浅い呼吸になったり、普通に息が出来なかった(-_-;)
ウィンウィンドンドン音を立てながらお腹周りを中心に撮影。
息を気にしないように、音に集中しよう!と、その音に耳を傾けていたらなんだかリズムに波長があってしまい、これもう少し長い時間だったら完全に寝てたわ、っていうくらいリラックスしていた。声かけられて、ウィンウィンドンドンの遥か彼方から帰還した感じ。

結果は自分のとこにCDになって送られてくるので、それをもって産婦人科を再訪。
そこで出た診断名は多発性筋腫。そこそこ大きい筋腫が5~6個出来てるんですって!どうりで、お腹がへこまない、自転車に乗って段差を乗り越えると下腹にず~んと重く響く感じがあったのは、これのせいか。子宮が筋腫のせいで大きくなって重くなっていたのだ。なるほどね!と思ったのもつかの間。
筋腫もショックだったけどMRIって本当に正確なのね。
体内の映像に集中したいけども、ああ、なんとこの腰からお尻辺りにかけてのシルエット…忠実にたるみやぶよぶよがシルエット。
驚愕の事実を突きつけられて、悪い病気でもなかったのにがっかりする。

あ、でも先生の話でもがっかりしたよ。だって、これは開腹手術が必要です。娘さんの学校のスケジュールなど色々考えないとですよ。2週間くらい必要です。今取っておかないと、将来、子宮下垂で重さで子宮が外に出てきてしまう?!事になりますから…とかめちゃくちゃビビらせるんだもの。

だけどその話の間、忠実なシルエットは巨大な(と感じた)スクリーン(?)に映し出されまくり、見るたびにげんなりし、結果その筋腫の話をも凌駕するほどでやるせなかった。
次は、紹介状を書いてもらったから病院へ行こう!の巻。

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