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小満日記/しあわせになりたい

5/21(日)

YouTube見過ぎて「目玉グミを食べたい」と切望する子供たちのために、大きめのショッピングモールへ出かけた。
たまたま輸入菓子の店があって、たまたま取り扱いがあったので目的が果たせたのは良かったが、4個しか入ってなくて500円もするの高すぎるし、食指全然動かね〜!

中には赤いソース(ベリー系?)が入っていた。

Netflixで『ヤキトリ』を一気見した。
タイトルに惹かれて観たが、存外ハッピーエンド?だったので「ふーーーむ?」と言う感じだった。

個人的には、最終的に救いようのない話が結構好き(ニーア・レプリカントとか、ニーア・レプリカントとか)なので、ちょっと物足りなかったな。でも楽しんで視聴しました。
フィクションは、どうしてもSFとかディストピア感あるやつが好きだな。それかミステリー。

最近は、家事をやりながらスマホでNetflixを観るのが日課になっている。20〜30分程度で観られるのがちょうど良いので、必然的にアニメを視聴するようになった。お陰で、声優さんの名前がだいぶ頭に入ってきて、声を聞くだけでも「この声、聞いたことあるぞ…?!」って分かるようになってきた。

なので今回の『ヤキトリ』も、「あー、禰󠄀豆子がこんなに喋ってる!」「無一郎君と印象全然違う!」「オラフ!」「ななみん!!」みたいな感じで聞いていた。

ところで、色々視聴しているうちに気付いたが、花江夏樹さんって売れっ子過ぎんか?
話題作には大体出演してるのね。

『サマータイムレンダ』も現在3話まで視聴してるが、ちょっと私には萌え要素が強くて…うーむ。完走できるかな?

『虫籠のカガステル』も面白そうなのでマイリストに入れておいた。


5/22(月)

いつでも、今日が一番最悪な状態で、明日は今日よりも良くなる、明後日は明日よりもさらに良くなる、そう信じて生きていた方が良い。


5/23(火)

『プロミシング・ヤングウーマン』を観た。
刺し違えないと勝てないなんて、こんなのはおかしい。おかしい世の中なのだ。憤り。全然スカッとしない!

でもこういった作品が増えていってる(先日視聴した『アンビリーバブル たった1つの真実』もそうだった)ってことは、世の中が変わりつつあるということなんだろうな。
歌舞伎町タワーのジェンダーレストイレもパーテーションが設けられたらしいし。某事務所の性的被害告発もそうだし。

道のりは険しくても、おかしいことには「おかしい」と、声を挙げ続けるしかないんだな。

さて、日曜日から旅行に行くので、それまでに少し体調を整えたく、今週は間食を控え、なるべく身体を動かすことにしようと思う。


5/24(水)

間食しなかった。
というか、お腹空かない。
考えたら毎年、暑くなるGWくらいから、夏バテのような感じで食事量が減るんだった。

冬に太って、春からダイエット始めて夏に痩せるってことを繰り返していたんだけど、別にダイエットしなくても自然現象として痩せてただけなのかもな。わたしの努力のせいで痩せたわけじゃなかったんだな。しょんぼり。


5/25(木)

間食しなかった。…と言いたいところだが、結婚記念日だったため夫がケーキを買ってきたので、それをおやつに食べた。

「旅行でケーキ食べるから、記念日にはケーキ食べなくて良いよね」「そうだね」と事前に確認してあったので、なんというか、素直に嬉しいと思えない。

パートから帰ってくると冷蔵庫にケーキが入っていたわけなんだが、流しの水切りカゴには朝洗った食器が山積しているし、容器が空いているのに麦茶の補充がされていないし、すっかり乾いた洗濯物も取り込んでいなくて、20分後には子供たちが帰ってくるというのに「じゃあちょっと寝ようかな!」とか言いながら昼寝しに行く夫に対して、「違う違う、そうじゃない」が、頭の中でリフレインした。

ケーキ無くて良いからさ、私の負担減らしてくれよ。プラスが欲しいんじゃなくて、マイナスを減らして欲しいんだよ。


5/26(金)

今日頑張れば明日は休み。
明後日から旅行。
間食はしないようにするつもりだったが、明日が休みだと思うと最大限に心身を緩めたくて、パートから帰宅後、家にあるお菓子をダラダラと食べ続けた。で、夕飯は欠食。

別にお腹が空いているわけではなくて、「食べるものくらいは、自分の思いのままに自由にできるんだぜ」という実感を味わいたいだけなんだと思う。自由になりたいんだと思う。

何から?

でもさ、自由って与えられた途端、不安しか残らないんだよな。責任が伴うしな。

私には、これまでの人生で何度か自由になった経験があるけれど、解放感なんてのは最初の数日間だけだった。
その後はひたすら、自由であることに恐怖を感じる日々が続くばかり。お金も肩書きも無くなり、結局何も生み出せず、何も出来ずに何にもなれない自分だけが残って終わった。

ある程度、枠の中にいた方が、楽なのだ。
自分で考えたり決めたりすることを放棄したい。歯車の一つになってしまいたいのだ。

制限があるから反発できるだけで、何もかも自由になった途端、何ひとつ確立できない人間なんだと思う。私は。


5/27(土)

なんか、本当に食欲が湧かない。
胃腸が丈夫なので、食欲に関わらず食べようと思えばお腹に入れることはできるんだけど、あれを食べたいこれを食べたいみたいな積極的な気持ちが湧かない。
何を食べても、そこまで美味しくないし、すぐ飽きがくるし、「空腹」って感覚がうまく湧かない。

旅行の荷造りをしないといけないけど、全然やる気がしない。頭が回らない。体が動かない。

誰かに代わりにやって欲しい。
何もかもを、放棄したい。
ずっとずっと、泥のように寝ていたい。


5/28(日)〜5/30(火)

結婚10周年で記念旅行。
旅行中は絶対怒らないようにしようと思っていたのに、出掛ける前から怒っていたし、なんなら旅先でも大体怒っていた気がする。

そして、2月3月の過食期間により、1年かけて落とした9kgは見事にリバウンドしたため、自分の姿に萎えてばかりの旅だった。

大浴場の鏡に映る自分も、浴衣姿の自分も、写真に撮られた自分も、全てが醜く、ただの中年でしかなくて衝撃を受けた。自分が想像している以上に自分は老けており、くたびれたおばさんでしかなかった。夫が撮る写真に写る私は、なおのこと醜い。

さりとて、自分の劣化を嘆いたところで、別に私は生まれてこのかた美しかったことなど一度もないのであって、であれば、なんだろうこの劣等感。
年相応に老けたということで良いじゃないか。美しく保つ努力さえ日頃怠っているくせに、なにをルッキズムに囚われているのだろう。
もとより、大した素材でもないのに。

旅行中もうまくお腹が減らなくて、とは言えケーキを食べたりアイスを食べたり、夜はコースで朝はビュッフェなので常時満腹。せっかくなのでビールも飲んだし。入るは入るんです。美味しいかはまた別で。味覚の刺激はちゃんと感じるんだけど…なんつーか新鮮味がなくて、何食べても最終的には同じって思ってしまうんだよな。

なんていうかな。前みたいに「旅行!楽しい!ご飯美味しい!」みたいな感情が湧かない。なんだろう、心の余裕が無いんだろうか。太ったせいで自己肯定感がまた下がってしまったせいだろうか。9キロ痩せてた今年の正月は、ご飯がすごく美味しかったもんな。

1年以上前に、今と同じくらい太っていたタイミングでディズニーランドに行った時も、今回と同じ感じだった。ディズニーランドですら心躍らない自分にひどくショックを受けたことを覚えている。

なにか、心の芯が凍てついているように思う。
私の心には、悪魔が作った「物事がねじれて見える鏡」の破片が刺さってしまったのだ。

私が雪の女王の元に向かったら、私を助けてくれる誰かは来るだろうか。私のために泣いてくれるゲルダがいるのだろうか。

2日目に泊まったホテルで夕食中に寝てしまった息子をずっと抱きながら食事をしていたら、ホテルの人が椅子を使って簡易ベッドを作ってくれた。お陰で息子を寝かせて食事をすることができたので大変有り難く、大変感動したが、同時に夫の頼りなさが情けなくて、しんどくて、悲しくて、次の日の朝おいおい泣いてしまった。

旅先で泣くのはいやだ。昔、私の母が旅行に行くたび帰りの新幹線でひとり泣いていて、それを見るのがすごく辛かった。すごく嫌だった。いつも寝たふりをしてやり過ごしていた。

でも母になった私は、なぞるように母と同じことをしている。人って、自分が育てられたようにしか育てることが出来ないものなのかもしれないな、本当に。「そんなことはない」と信じていたけれど、半分くらいはそうなのかも。

私のゲルダは、夫ではないだろう。
ここにいる限り、破片は永遠に刺さったままなんだろう。
それは本当に辛いことである。
なぜ10年も連れ添ってしまったのだろうか。
わたしはどうやって生きてくれば良かったのだろうか。

過去に戻ってやり直せるとして、どの時点に戻ったとしても、最終的に同じ道を選んでしまう気がする。「今ならもっとうまくやれる」と思ったって、実際に戻ってみたら思うようにはきっとうまくやれない。その時その時でベストを尽くしてきた結果が、今でしかないんだから。

結局どこで間違えたのかと考えると、もう生まれたこと自体が間違いであるという結論にしか行きつかない。人生を肯定できないのは辛い。悲しい。人生を肯定できない母に育てられた子供たちは、人生を否定しながら生きていくことになるのだろうか。

つらい。

なぜお前は、子など望んだ。
分不相応な幸せを。
身に余る重責を。なぜお前は。


5/31(水)

旅行の疲れが全然抜けないままパートに行く。
頭が回らない。PC作業をするが、ケアレスミスばかり繰り返して仕事にならない。
お腹が空かない。食欲が湧かない。
美味しくホイップされたゆるめの生クリームと、くるみだけ食べたい。
でも買いに行く気力も、作る気力もない。
泥のように眠りたい。
ポンコツの夫とは、もう口も聞きたくない。
朝、目覚めたくない。
永遠に夢の中にいたい。


6/1(木)

新しい月なので今日からちゃんとしようと思っていたのに、朝から起き上がれないし、ご飯食べたくなくて代わりにお菓子食べてしまったし、運動もできなかった。

しかも目覚めたら、右腕に赤いポツポツがたくさん出来ていた。ダニ…??

旅行の疲れが全然抜けない。

映画「ザ・フラッシュ」のCMを見かけて、スーパーガールの子が一瞬ジェナ・オルテガに見えたので検索してみたら、フラッシュ役のエズラ・ミラーの画像が出てきて、あまりに美しすぎて卒倒しそうになった。心臓を鷲掴みされる。こんなイケメンこの世にいたの!ルックスがタイプど真ん中すぎてしんどい。中学生の時にジョニー・デップを初めて見た時と同じくらいの衝撃。

…だったんだが、バイオグラフィーを見てたら犯罪歴と逮捕歴があまりにも凄すぎて、なんとも言えない気持ちになった…
うーーーーー…!

ちょっと空気階段の水川かたまりさんに似てませんか?かたまりさんも好きなんだよな。

なんとも言えない気持ちのまま1日を過ごしたので、今日はもう、許して下さい。明日から、ちゃんとします。きっと。きっと…

ちゃんとできない15時の昼食。
実際は、全然お腹が空いていなくて、
ただ不摂生がしたかっただけ。


6/2(金)

大雨。駐車場代出ないからいつもなら意地でも自転車で行くけど、さすがに無理すぎて車で出勤した。

職場、湿度が90%で、もうこれほぼ水じゃん。

ここのところ病みすぎててあまりに日々が辛いので、もう少し何とかせにゃいかんと思う。

お盆に39歳になるので、せめてそれまでには今より自分を好きでいたい。もう少し快適でありたい。もうダイエットはしないと決めたので無理はしないが、とりあえず3日間「間食やお菓子をやめて、食事を摂る」ようにする。

そういえば『サマータイムレンダ』と『虫籠のカガステル』は途中で脱落してしまったんだが、『推しの子』を見始めた。
話題になっていたので第一話は結構前に視聴したんだが、妊娠出産育児のくだりで「いや、そうはならんやろ」と思って萎えてしまって中断していた。しかし、そこはまだまだ導入の部分(本題ではないだろう)というわけで、再開した。

結果、2話からの加速がすごく、確かにこれは見ちゃう。面白い。


6/3(土)

左目にものもらいができている。
春先から肌の不調が止まらない。
不摂生のせいだろうか。

そういえば、今回の旅行の2日目のホテルはいつもより予算を上げて、結構良いホテルに泊まったのです。国内の色々な賞を貰っていて、5つ星ホテルだということで、ネットのレビューも軒並み高評価。結婚10周年だから奮発したのだ。

結果、ものすごいホスピタリティで迎えて頂き、重い荷物を部屋まで全部運んでくれるのはもちろん、ホテルに着くなり記念の家族写真を撮ってくれて翌朝プレゼントしてくれたし、ディナーでは結婚10周年記念のちょっとしたデザートプレートを出してくれた。
食事の受付も、わざわざ部屋番号と名前を言わなくても顔を覚えててくれるからスムーズだし、館内も部屋も綺麗だし、布団は敷いてくれるし、露天風呂は河口湖を眼前に解放感ありすぎだし、アメニティも充実してて控えめに言って最&高だった。

…んだが、そもそも私自身が「アニバーサリープラン」という記念日用の宿泊プランを選んでいたため、これは元々のオプションに含まれている。なんだかマッチポンプみたいだな。

今回、高いお金を払うことの意義はものすごく感じたんだが、サービスを受け取り慣れていない貧乏気質のせいで常時申し訳ない気持ちが心の底にあって、よろしくなかった。

受け取るだけの正当な権利があるものは、ただただ気持ち良く受け取りたいのに、何が私をこんなに卑屈にしてしまったんだ。


6/4(日)

子供たちに愛されている今、子供たちが「ママ大好き!」とまとわりついてくれている今、この人生が幕を閉じれば良いのにと思っている。これから先、嫌われていくことに耐えられない。

…でも、推しが狂気のストーカー役を演じる映画が来年公開するそうなので、それまでは頑張って生きます。推しの狂気的な演技、ずっと見てみたかったから願いが叶って嬉しい。

あと、『ダンジョン飯』のアニメも来年放送だから、それも見てから死ぬ。

あ、あと、「ニーア レプリカントver.1.22474487139...」も死ぬ前にプレイしないとな。

となると、「タクティクスオウガ」のリマスターもやらんとなぁ。
(なかなか死ねない)


6/5(月)

旅行からもう1週間経つのか。旅行から帰ってきてから、朝本当に起きられなくなってしまった。21時には寝て、8時頃まで起き上がれない。早朝に息子が私のことを起こすが、狸寝入りを決め込んでいるうちに諦めてパパを起こしにいくようになった。

身体が重くて、頭も重くて、食欲もなくて、誰にも会いたくない。明らかに鬱的傾向ではあるが、だからといってどうしたら良いかもよくわからない。

気付いたら6月になっていて、こんな感じでまた1年歳をとって、その繰り返しで老人になっていくのかな。その日その日は一生懸命なはずなのに、振り返ってみると赤点しか取れていない私の毎日。

父の言葉を思い出す。
「貴女は自分を買い被りすぎだ」と。

理想が高すぎるのだ。求めているものが。
だからいつまでも私は、こうやって、「もっともっと上手くやれるはずなのに」と。

幸せのハードルが高すぎて、幸せになれないなんて。バカみたいだな。

自然の中で、ただ静かに、植物や動物と調和しながら生きていくことが幸せなのだと思っていたけれど、そんなサンクチュアリはこの世界には存在しないのだろうな。私の人生にも。仮に存在したとしても、それは永続的ではない。
私の心の中にしか存在しない、憧憬なのだ。

そこに辿り着きたいせいで、私は永遠に自分の生を肯定できないでいる。

私はもう、壁の目地や、ロードサイドの見向きもされない雑草になってしまいたい。

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