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後遺症が良くなって思うこと

20代の時に、私は舌の1/3を切除し、左首リンパ郭清、左前腕および太ももを使った再建手術を受けました。それから9年3ヶ月が経ち、ようやく後遺症がかなり改善された今、振り返ると、後遺症が私の人生にどれほど大きな影響を与えていたかを痛感します。

後遺症がひどかった時期には、歯科矯正で根っこが浅くなった歯に膿が定期的に溜まることがありました。これは、後遺症の影響で歯にかかる圧力のバランスが崩れていたためです。体がずれていると感じる時ほど膿が溜まりやすく、逆に後遺症が改善してからは、この膿は一度も出ていません。

また、原発部が舌であることを考えると、この例は理解しやすいものですが、後遺症によって体のバランスが崩れることで、手術をした首や舌とは一見関係のなさそうな股関節や膝など、さまざまな部位に影響が及びました。

この経験から言えるのは、私のように筋肉が固くなる系統の後遺症なら、しっかり向き合ったほうが絶対に良い人生を歩めるということです。結局、筋肉の問題なので、努力すれば物理的に良い状態に持っていくことができます。努力の結果、後遺症の改善が見られると、他の問題も自然と解決していくことが多かったりします。

・・・と、もし術後の自分に会えるなら言ってあげたいアドバイスでした。

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