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大学受験の羅針盤🧭

こんにちは。田代真寛です。
この度、高校1年生の家庭教師を担当することになり、どのような意識を持って高校生活を送って欲しいか明文化しておこうと思い執筆しました。

指導を担当している子だけに公開しても良いのですが、他の高校生の役に立つかもしれないと思いnoteで公開することにしました。

MISSION :   『高3の夏にどの大学でも目指せる基盤を作ること』

大学受験は高校3年生になった段階で7割以上勝負が決まっていると言えます。中高一貫校に通っている人は、高校2年生の段階でほとんどの高校内容が終了しており、残りの時間は演習に使います。

そうした人たちと対等に戦わないといけないのが大学受験です。
少なくとも高校3年生の段階で全ての高校範囲の基礎が出来上がっている状態でないと勝負になりません。そのための基盤を夏までに作り上げます。

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ここから普段の勉強をするにあたって大切にしてほしい考え方を5つ書きます。

一: 質より量

家庭教師を担当するのは2回目で、前回は高2・高3と持ち上がりで担当させていただきました。その時圧倒的に足りなかったのが、勉強量への意識です。受験直前に基本の知識の抜けが多いことに気がつき、家庭教師としての責任を感じました。

とりわけ高校2年生までの間は、基本的な考え方を頭に叩きこむ期間ですから、質を意識していてもどうにもならないことが多いです。

コンスタントに勉強時間を維持するだけで、成績は勝手に上がっていくはずです。まずは基本の型を身につける意識を持ちましょう。


二: 早く1周終わらせよ

高校範囲は様々な分野が密接に関係しています。それぞれの関係性が見えないと、何をしているのか・なんのために学んでいるのかわからない分野も多いです。

また大学受験の問題は、学んだ基本の知識をどのように活用すればいいのか判断する練習が必要です。そのための時間を高校3年生の後半に残しておかなければなりません。

だから大切なのは、とにかく早く高校範囲を終わらせてしまうことです。
公立高校の場合だと、卒業までに高校範囲が終わらないこともザラにあると聞きます。

学校の授業は数ヶ月前にやったことの復習になるように、自分でペースを作って予習をしていくことがこの2年間の基本になります。


三: 模試・定期テストは復習のペースメーカー

模試や定期テストは、順位や成績をつけるためのものではなく、その範囲をきちんと復習するためのペースメーカーとして活用しましょう。

普段の勉強は、予習ではるか先に進んでテスト期間に久しぶりに戻ってきて、知識を確認するイメージです。

四: 復習の時間が力に変わる

一週間に一度、自分が学んだことを見直す時間を作りましょう。
きっと驚くほど覚えていないと思います。

自分が解いた問題が、ちっとも頭に入っていない現実を直視するのは結構辛い時間だと思います。ですがこの時間が1週間の努力を無駄にしないためにものすごく重要です。

全て解きなおす必要はなく、他の問題でも活用できるエッセンスは何かを確認するだけで、定着率は大きく変わってくるはずです。


五: 採点官の目を意識すること

大学受験は最終的に、自分のことを全く知らない採点官が名前を見ずに採点を行います。その人たちに自分が内容を理解していることをクリアに伝えるのが受験生の仕事です。

普段の勉強から、人に伝えるにはどうすればいいか、どの要素が大切なのかを意識してください。
自分の中だけでわかったつもりになる勉強は、ただの時間の無駄遣いです。

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指導者の最も大切なことは核となる部分をぶらさないことだと考えており、ここから数年指導をするにあたり、自分の中の考えをまとめておきました。ここで掲げたゴールを習慣が身に付くように、学生の方とコミュニケーションを取る指導を展開していこうと考えています。


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