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#26 視覚障者リハビリテーション体験会

いつもお読みくださりありがとうございます。♡Mayu♡です。暑い日が続いていますね。わたしは熱中症になる日が増えました。実は、熱中症でダウンし、毎週木曜に公開予定だったnoteを早くも公開できませんでした。心よりお詫び申し上げます🙇💦


それでは、本題に入ります🗒️心を込めて綴ります。



私はリハビリ病院での理学療法士さんと作業療法士さんからのリハビリが終わってしまいました。
まだ1人で生活できるようなレベルとはほど遠く、こんな状態て卒業させられてしまうなんて…と泣きついたのを今でも鮮明に覚えています。
かと言って、駄々をこねて何とかなるわけでもなく…卒業は決まってしまいました😭😭くうう、残念😢😢どこかでリハビリをしてもらえないかなあと本気で思っていました…😖


その頃夫はというと、日常生活をするためのリハビリができるような施設はないかと探していたようです。
リハビリ病院の卒業が近づいてきたタイミングで各都道府県が運営していると思われる、B(仮称)リハビリテーションセンター(今後Bリハと略して称します)にて入所(泊まり込みでのリハビリ)あるいは通所で通えるように手続きをしてくれていました。
Bリハは視覚に障害を持つ人が自立し社会参画をすることを支援してくれる施設です。(麻痺のある人向けの自立支援の部門もあると後に聞きました)

どのような施設なのか不安だったので、電話をしてみると「ちょうど視覚障害者向けのリハビリ体験会を開催するから来てみませんか?」とお誘いがあり、せっかくの機会だからと私と夫の二人は視覚リハビリ体験会に参加することにしました👏🙆


最初にBリハの説明を受けました。
Bリハは私のように突然目が見えなくなってしまったような人が多く通っているとのことでした。
通常のリハビリ病院のようにリハビリを1時間やって終わりというわけではなく、個人に合わせた時間割を担任のような人が組んでくれます。学校のように朝から夕方まで色々なリハビリをする施設だという説明を受けました。久しぶりの学生生活🤩なんて説明を聞いててワクワク☺️
脳腫瘍になってから薬の多量摂取による副作用で眠気が凄まじい私はそんなに長い時間活動したことがありません。不安でしたが、相談したら休憩の時間を入れてくれることになり一安心😌


この体験会では、
①PCのタイピング
②感覚訓練
③歩行訓練
④調理訓練
⑤デイジー 図書を使った訓練
⑥点字訓練
⑦サウンドテーブルテニス(視覚障害者向け卓球)
がありました。


①PC
実はこれが一番楽しかった訓練です。リハビリの内容としては、音声認識ソフトを使ってタイピングの練習をしました。みなさんもPCを使う機会があると思いますが、例えば「J」という文字を打ち込むと「ジェー」という高い音が流れてくるので、Jとタイピングしたことがわかります。
最終的には1人でメールを打ったり何かを検索したりが出来るようになることを目標にしようと言われました。(今、私がnoteを書けているのはこの訓練のおかげです)
私は根っからの理系で、パソコン関連の資格もいくつか取得しています。元々はパソコンもキーボードを見ないで打てるレベル(ブラインドタッチ派)でした。
ところが、目が見えなくなって左手も麻痺していると、そもそもパソコンの画面やキーボードが当然見えないし左手も動かずキーボードを上手く打てなくて大好きだったパソコンが出来なくなってしまったと落ち込んでいたので、またパソコンが使えるようになるかもしれない!とウキウキしながら体験会の時間を過ごしました🎵😘


②感覚訓練
視覚障害のある人にとって、目が見えないとなると主な情報源は感覚です。ざらざらしているなあとかツルッとしているなあとかそういった情報を元にしなければ日常生活を送る上でもいずれ困ることになひます。そこで、手の感覚を研ぎ澄ます訓練をしていくと説明を受けました。

体験会ではアルミ缶を右手で握り、プルタブはどこか探すように言われ、プルタブを探し当てる訓練をしました。じゃあ◯◯を探してくださいなんていう質問を何度かし、回答しているうちに感覚訓練は終了。これもクイズをしているようで楽しかったです☺️

③歩行訓練
体験会当日は雨が降っていたこともあり、残念ながら説明だけでしたが、白杖での歩行(#23参照)は自己流でしかやったことはなかったので教わるべきと考え、やる気に満ち溢れました💪
まずはリハビリ施設の周りから始めて最終的には電車やバスの利用、好きな所を白杖を使って歩く訓練をしていくと聞いて、早く練習したいぜ!とはやる気持ちを抑えていました笑

④調理訓練
これもまたまた説明だけでしたが、調理用のスプーンでも視覚障害者向けのものが紹介されました。そのほかにも何点か便利そうなグッズの紹介がありました。これは購入するのに適していそうだなあ、目が見えない人向けには最適だなあと感じました。実際にBリハで紹介されて練習した調理器具を今も使っています。
私は目が見えないことに加えて左手が麻痺しているので、左手に麻痺が残っている人はどうするんだろう?🧐と思いながらその場を後にしました。


⑤デイジー 図書を使った訓練
そもそもデイジーってなんぞやと思う方も多いかと存じます。デイジーとは、視覚障害者が聞く録音図書のことです。録音図書には絵本のような幼児向けの本から、小説などの様な難しいレベルの読み物まで多種多様にあります。目が見えないからと本が読めないわけではなく、デイジーという機械を使うと音声で本が読めるようになります。

私は元々本をほとんど読まず、そこまでの興味はなかったのですが(こんなこと言ったら怒られそう笑)使い方を学ぶ分には訓練しておいてもいいかなと思える訓練でした🌼

⑥点字訓練
小学生の頃に私は国語の授業で点字を使ったことがあり、その時にテストまでしたことがあります。その時は覚えていたのでしょうが、今となってはさっぱりわからなくなってしまいました🤬小学生の私よ、記憶を辿れと言いたいところですが到底無理。この時も説明を聞くのみでしたが、こんな訓練もしてくれるのか〜と勉強になりました✏️

⑦サウンドテーブルテニス(STB)
簡単にご紹介いたしますと、サウンドテーブルテニスとは、普通の卓球とは異なり、シャラシャラといったおそらく金属音の出るピンポン玉を使ってラケットを握り、打ち合うスポーツのことです。視覚に障害があるので、ネットの下をくぐらせてゲームをします。ラリー制でより多くの点数を取った人の勝ちです。1ゲームは11点。5ゲームマッチです。私は体育が得意✌️絶対これは全戦全勝してやる!と思いましたがこれまた説明だけで時間が終了してしまいました…でも、今後大好きな運動が出来ると闘志がみなぎりました🔥



そういった感じで体験会は終了しました。思いの外楽しくて早く通い始めたいというのが率直な感想です🙆その後、私は申し込みの手続きをして通所でのリハビリを受けることとなるのです。


Bリハに通うための申請手続きは複雑みたいですが、申請方法を聞くと1から10までとても親切丁寧に申請方法等を教えてくれるみたいです。(夫談)


ここまでお読みくださりありがとうございました。


(本内容は2021年当時に私の身に怒ったことを振り返りながら記事にしています)
2023.08.05記

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