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子どもは守られる存在だと子ども達に分かって欲しい

守秘が邪魔に感じることがある。

もちろんそんな事を言ってはいけない、承知だ。
しかしもっとこの話が世間に出ていれば、
虐待は防げていたのでは、
子ども達が傷つくことはなかったのでは。

感じることが多い。

例えば軽度の発達障害の親に育てられる
発達障害の子どもがいたとする。
お互いに感情のコントロールが苦手な為、
所謂、虐待に近い状態が日常になる。

支援の手が入ることで上手くいく親子関係も、
病院や児相だけでは手が足りない。

一言で終えることも
この親子では一言では済まないのだ。
言い換えが必要であり、責めることは逆効果。

ひとつひとつを整理しながら親子関係を紡ぐ。
それは行政の力では難しいことがある。
一時保護されたところで、
その環境すら子どもには虐待と感じられる。
そんな事例を支援した事を思い出す。

そう、例え話である…。

保護された子どもが自宅へ帰った時、
保護施設でいかに過ごし難かったかを聞いた。
もう二度と保護されたくないと言う子ども。

親は久しぶりにあった我が子が愛おしいが、
この後のサポートに行政は手が届かない。
ここからが本当の支援のスタートになる。

虐待という言葉には、言葉の暴力も含まれる。
暴力に対する認識の甘さには呆れる事例が多い。

今、日本で騒がれているニュースもそうである。
企業にスポットが当たりすぎているが、
守るべきものは対象になる可能性がある子ども達。

ニュースを子ども達が見聞きしてどう思うだろう。
「ふーん。このアイドルはこの後どうなるの?」
くらいに思ってはいないだろうか。

自分たちは大人から守られる対象である事👦👧
それが出来なかった社会が今ニュースになっている。
分かっている子ども達がいてほしい…

本題が逸れたが、子ども達は守られるもの。
子ども達はそう感じて成長し、
やがて小さきものを守れる大人になってほしい。

虐待を受けた子どもや
いじめを感じて学校へ行けない子どもへ
こんな言葉をかけたことがある。

「解決できないことは1人で抱えないで良いよ?
大人のチカラを借りてみない?」

文字にすると笑える変な言い方である。
私は少し変な大人なのでちょうど良い(笑)
ある子どもは答えた。

「いいの?!借りてみる!!」

元気に返された笑顔を思い出す。
もちろん、それまでの道のりは長かった。
守りたい想いが伝わらない環境である。
とても時間がかかった…

閉じられた扉を開けることは容易ではない。
子ども達は、大人たちに守られる存在でありたい。
あなた達がいるだけで、良いんだよ…。

子どもが宝という言葉もあるが、
子ども時代なんてあっという間だ。

成長すればすぐに大人になる。
全ての人たちが宝物である社会へ近づきたい。

時代は変わる。
世も変わる。
守りたいものは、変わらない。

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