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今日から霜月(しもつき)

あっという間に今日から11月ですね。あと2ヶ月で2023年も終わりとは、気持ちがまったく追いつきません。


和風月名における11月は『霜月(しもつき)』

『霜月(しもつき)』は陰暦11月の異称です。

文字通り「霜が降る月」の意味で、この月になると霜がしきりに降ることから「霜降月(しもふりづき)」といったのが「霜月」に転じたのだそう。

霜月はいつから言われてきた?

さてこの霜月、いつの頃から言われてきたのか気になって調べてみました。

日本書紀〔720〕神武即位前(北野本室町時代訓)
「十有一月(シモツキ)の癸の亥朔己巳のひ」

竹取物語〔9C末〜10C初〕
「霜月しはすの降り氷り、みな月の照りはたたくにも障(さは)らず来たり」

ジャパンナレッジ|日本国語大辞典より

漢字は違えど一番古い記載は日本書記になるようです。

竹取物語が書かれたころ、11月は霜が降って凍るほど寒かったのでしょうか。温暖化が進む現代では感覚がいまいちつかめずにいます。ただ、あまりにも暑かった今夏、思いつきで明治時代と令和時代の気温を調べてみたところ、東京では10℃近い差がありました。それを考えると現代の冬も暖冬しているわけで、平安時代と比べたらずいぶん暖かいのだろうと思います。

近年、首都圏で霜を見たのはいつだっただろうか

暦のうえでは冬も深みゆく季節ですが、今週末の3連休は、九州〜東北まで20℃を越える夏日になるそうです。

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