「成功の秘訣」の記事を読んだ感想

こんばんは
付加価値提供者です。

今日は他の記事を読んでみての感想を記載したいと思います。
本アカウントの目的は批判となっていますがあくまで個人の感想です。
それでも否定的に感じる方もいらっしゃると思いますのであえて記事の個別タイトルなどは伏せさせて頂きます。
ご了承下さい。

その記事とはずばり「成功の秘訣」ということでした。
つまり世間的な成功のコツを解説した記事です。
では早速その内容を見ていきたいと思います。

短期ではなく長期的な利益を得る

はい。早速偉い人、優等生が言ってそうなコメントが来ました。
まあnoteを見るくらいの人であれば、常識的な考えかなと思います。
将来の投資の重要性ってことですね。
例えば学校の先生が生徒に勉強をする意味を伝える時に「今のうちに勉強しておけば将来楽になる」とか、資産運用の際に
「経済は成長を続けるものだから、株式投資などは長期で運用すればプラスになる可能性が高い」
という考えですね。

スキルは一つのことに集中して磨くべき

はい。こちらはいわゆる多芸多才ではなく、特定の分野の専門家を目指すべきという考え方ですね。
例えば文系理系の考え方は身近だし、会社などの組織も部署や業務内容は分業制で成り立っています。
これもnoteをご購読の方は当たり前の考えだと思います。

人間関係を見直す

はい。これも良く言われる教訓ですね。
例えば「類は友を呼ぶ」、「その人の能力は身近な5人の平均である」などです。
前者は良く言われていますが、後者は比較的最近になって浸透してきた印象ですね。
これを根拠にして、実績や経験が豊富な人と交流をすれば成長できるという考えがありますね。

健康を維持する

これは言うまでもないですね。
健康を損なってしまったら人生のあらゆることに影響します。
生きていても、自由に出かけたり、自分で好きなものを食べたりできるのも健康があってこそです。
だから食事とか睡眠とかストレスとか気を付けるということですね。

以上が成功するために最も近い方法ということでした。
どれも説得力のある言葉ですし、簡単にできそうに見えて難しい教訓ですね。
でもこれらを自然と意識し、努力を積み重ねた結果が成功に繋がってくると思います。
私もそうですが、皆さんもこれらを意識して日々取り組んでいただければと思います。

ご精読ありがとうございました・・そんなわけないです。
もちろんこれらは大事な考え方だと思いますが、信じ込むのははっきり言って危険ですし、実際にこれらに惑わされている方が多いです。
ここからがこの記事の本題です。
その理由をこれから説明したいと思います。

短期ではなく長期的な利益を得る

まずはこの考え方です。言っていることは間違いだとは思っていません。
問題は「じゃあ短期っていつ?長期っていつ?」ってことです。

勉強を例に取ってみましょう。その前に「将来役に立つ」はあまりにも抽象的すぎます。そのため
「日本は現在では高校全入の時代になって長いので、最低でも高校まではしっかりと勉学に励むべきだ」
という言葉に置き換えて仮定します。

ある子が先生の言葉を受けて、
「勉強を必死で取り組んで全ての教科を完璧に習得」したとします。
高校卒業後その子はどの分野で成果を残す可能性が高いでしょうか?

答えは恐らく「教員」、「塾の先生」です。
なぜならば
「全ての教科を完璧に習得しているならば、その方法を知っている可能性が高い」
からです。
しかし現実で考えてみていかがでしょうか?

まず高校を卒業するだけでは現行の日本では教員免許が取得できません。
仮に大学進学をするとします。
そして教職課程を検討した方であればお分かりだと思いますが、通常の大学生に比べて授業の数が圧倒的に多くなるので学生生活の負担が非常に大きいです。
要するにある程度の忍耐力が求められます。
そして教職課程は教科指導だけではありませんからその分野に対する知見・興味も必要です。

そして「塾の先生」ですが、この理論の意味を正確にそのまま読み解くのであれば高校卒業後即「塾の先生」になったほうがいいです。
ですが、常識的に考えれば高校卒業後即塾の先生になった方には疑問を抱くはずです。
具体的に言えば多くの方は客観的に見て「若すぎる、実績がない」と判断するはずです。
そしてもっと現実的なお話をすれば塾に通わせる方のニーズは
「志望校に受かりたい」
「学校のテストでいい点を取りたい」です。
つまり志望校や学校ごとの分析・はたまた教える生徒のレベル等にも左右されるので完全に優位に働くとは言えないのです。

そして何よりも「勉強」という言葉も曖昧です。
学校の授業・受験勉強だけが勉強でしょうか?
皆さんが想像する以外の勉強法なんていくらでもあります。
例えば歴史を勉強するといっても教科書もあれば、漫画・動画・ゲーム・観光どれもその人にとって役に立つならそれは勉強なんです。
でも常識的な感覚であれば勉強というと教科書を連想する方が多いでしょう。
皆さんの感覚と言葉の意味合いがこのように矛盾を含んでいるんです。

屁理屈のように聞こえるかもしれませんが、この言葉の意味を本当に理解したらむしろこのような結果になることの方が自然なんです。
でもそれで納得される方はいないでしょう。

結論「短期ではなく、長期的に利益を得るべき」という言葉は期間・分野・環境といった要素を全て予測できることを前提としており、机上の空論に過ぎないということなんです。

今日は以上です。
次回残りのテーマについて感想を記事にしたいと思います。

ご精読ありがとうございました。
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