「成功の秘訣」の記事を読んでみた感想 Part3
こんにちは
付加価値提供者です。
さあ残りの記事も書いていきたいと思います。
人間関係を見直す
人間関係・・
職場、友人、恋人、家族・・・どれも生きる上で切り離せないものであり、喜びも苦しみも与えてくれる存在ですね。
「類は友を呼ぶ」という言葉のように、昔は似たもの同士がつるんでいるという表現になっていますが、ここ最近は人間関係をしっかりと考えるべきという風潮ができてきました。
個人的にこの背景として
・SNSを代表する情報技術の進歩
が大きいと思います。
つまり他の人がどんな人たちと仲がいいのか、またその様子が容易に知れるようになったため、「自分もこうなりたい!」という人が増えたのです。これはきちんと「模倣欲求」という研究があります。
日本は基本的に農耕民族から始まり、村や町に代表される地域社会です。
故に血縁関係だけでなく地域の方と協働していく深い人間関係を築く必要がありました。
これは自由主義が浸透してからもしばらくは残っていました。
なぜならば技術革新のスピードが緩やかであったので、元々の社会を利用する方がメリットがあったからです。
しかし、先の技術革新が格段に進んだ現代社会では基本的にお金があればだいたいのことが可能になる訳です。Ex.住む場所など
そして情報化社会によって、簡単に情報が手に入ることで
計画→実行
までのプロセスを簡単に実現できることとなりました。
ということは、人間関係にも変化を及ぼすはずです。
つまり住む場所や仕事に限らず、人間関係を形成するハードルも下がったということになるでしょう。
代表的な例であるSNSによって、出会ったこともない人と簡単につながれるようになりました。
もちろんこれには負の側面もある訳です。
知らない人同士でSNSを利用した個人間のトラブルが増えるのも当然ですね。
さあ、テーマに戻りましょう。
「人間関係を見直す」です。
この教訓はつまり、「人は人間関係に影響される」ということです。
そして「人の影響で成長できる」という考えで、実績や経験がある人と交流を求める人が増えました。
これ自体は意欲的で素晴らしいことのように思えます。
しかし・・どうでしょうか。
私はあまり良いことばかりではない気がします。
なぜならば、あまりにも人に影響されやすい人が多いです。
流行・進路・仕事、それら全てを数値化して人と比べている人ばかりになってしまった気がします。
これらをアピールする広告や宣伝がとにかく多いです。
そしてそれにあやかろうとみんな真似をしたり、群がっている印象です。
「いいじゃん。何が悪いの」って方もいるでしょう。
問題は「深く考えていない」ことに他なりません。
要するにこれらを重視して、「こんなはずじゃなかった」ってことありませんか?
年収が高い仕事を選んだのに「自分の時間が取れない」
実績を見て買ったのに「おいしくない」、「使えない」
こんなことありませんか?
その理由は「皆さんそれぞれ個性がある」からです。
そもそも、人間に限らず生き物というものはみな違う訳です。
理由は「環境に適応するため」です。
例えばAの病気に強くても、Bの病気に弱かったりします。
それを補うためお互いの遺伝子を勾配することで弱点を補ってきた訳です。
では話を戻しましょう。
つまり数値化にも限界がある訳であって、全ての人に万能なことなどないということになります。
しかし皆さんがそればかり気にしていたらどうでしょうか?
試しもしないで数値ばかり気にしている訳ですから、それをアピールしないと注目されません。
注目されないということは存在していないにある意味等しい訳です。
だからこそ数値を必死でアピールし、上げようと必死になります。
SNSの場合フォロワー数が現在では代表的な指標です。
そしてフォロワー数が多いということは一般的に人気ということです。
ただこのフォロワー数を上げることに必死になって、みんな上位者を真似します。
結果的に似たようなものばかりになってしまう訳です。
こういうの、退屈だと思いませんか?
結論「人間関係を見直す」ということですが、何を基準にするかが曖昧です。
そしてこの言葉で想像される数値化できるものを基準にした場合、同じような人ばかりです。
同じような人ばかりということは、退屈になりやすいというこれまた皮肉な言葉になってしまう訳なんです。
ではどうすればいいのか。
それはあなた自身の経験や知識、考えだと私は考えています。
他の人にはないあなた自身の魅力を理解し、考えを共有できる人間関係こそがあなたを輝かせてくれるものだと思います。
そしてそのためにはさらに「信念」のようなものが必要です。
人に流されない「信念」を大切にしていけば、あなた自身の個性は必ず見えてくるでしょう。
ご精読ありがとうございました。
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